今回のクランケ

まぁココ最近たいした工作はしていないんだけどね、必要に迫られてチョロチョロ何かしらやってたりするわけさ。

んで、今回仕事の都合で無線機を用意することになったんだけど、当然お金が無いわけよ。(30年以上前にアマチュア無線の免許は取ったんだよ)自作も考えたけどかえって高くつきそうだし、ヤフオクで安い無線機を入札するんだけど、あと500円とかで落札できない。(それを払うのが悔しいんじゃなくて、どうも釣り上げっぽくて止めちゃう)ようやっと落としたのはン十年前の430機で、バッテリケース破損品。
通常はこんな不人気なジャンク品に金なんて出さないわなと思ったら、競争相手が居たのよね。まぁ、相手は1回で降りちゃったけどね。

で、今回送料込み約2,500円で落札されたのが今回のクランケ
STANDARD C412 なのであります。

早速来た時点で動作チェック。(一応、動作はチェックしたとの事だったので)

電源入らねぇ……。(爆)

オークションのページから出品者に
「電源入らんのよねぇ」と言うと「リセットしてみてくだせぇ」と言われ、試す事約30分。
漸く起動成功したので、まずは、全体を掃除してからスタートラインに。

左の写真の左が本体(背面)右の黒いのが電池パック。右の写真でわかるように、本来電池パックの上側に本体に引っ掛かるツメがあって、そこを引っかける。下側は金属製のスライド爪でパチンとひっかけて本体とバッテリパックを固定する。

ところが、上のツメが無いからバッテリパックをくっつけてもパカッと取れちゃうわけ。んで、このバッテリパックは本体の背面に押し付けていないと通電しない仕組みなので、つまり使う場合はその都度上の方をテープかなんかでくっつけるか、ベルトや強力なゴムを括り付けるしかない訳。

だが、そんな使い方に耐えられるジブンではないのです。(笑)

まずはバラした。
この黒いプラスチック部分が電池パックのツメを受ける本体側のプラスチック部品。要は、一番上のボリウムやアンテナが付いている部分。
今回はまずこれを取り出さなければならなかったのです。

上記部品にワックス代わりのホワイトグリス(比較的プラスチックに優しく溶剤に強い)を塗って、本来付くべき部分に嵌めてみる訳です。そして場所が決まったらテープなんかで仮固定します。

慎重に且つ大胆にプラリペアを盛ります。盛った所、わかるかなぁ?
そうそう、本来は一度雄型の型取りして、それから雌型を作って電池パック側に雌型を当てて補修するんだろうけど、面倒なので現物を使って直接作っています。慣れないとこの時点で一体化してしまい、ツメどころかバッテリを変えるごとに本体をバラさなくちゃいけなくなってしまうのでご注意あそばせ。

プラリペアが半乾きの所でケースと本体パーツを外します。プラリペアは若干ヒケ(収縮)があるのでカッチカチになるまで放置すると取れなくなる可能性が高いです。形が崩れない(変形しても塑性する程度)の状態で上手く剥がすとこうなりますよ。
電池ケース側にツメが出来ているのがわかりますかね? 今の時点ではその先はバリだらけですが、全然OKです。とにかくこのまま放置して凝固させましょう。

バリを取りました。

表面ならツメの厚さを揃えたり気泡を埋めたりしますけど、この部分は見えないのでOKです。厚さも必要にして十分のようですしね。ちなみに、端っこの白いのはエポキシ接着剤による補強です。エポキシは粘りがあるのでいきなり割れたりしませんから、こういう所の補強にいいんですよ。

ほい、電池を入れてスタンバイ!

ほい、ちゃちゃっと完成!
なんでもかんでも『壊れたら捨てる』なんてのは、良くないんですよ。
いや、経済の為にはいいのかもしれんけどね、地球とジブンの為には直す方がシアワセなのです!

そうそう、ちなみに動作に関しては問題ないようです。
え、受信範囲がオカシイって?
そんなところに目が行く貴方には、説明の必要なんてないデショ!?(笑)

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