…………………………トライトッ!!
で、久米宏の声が脳内再生されるアナタ、G3です。<オマエモナー
という事で、今回の内容はタイトル通り、R-15DJ(R1150GS)のスポッです。
なにがスポッなのかというと
これ、エンジン右バンクです。
このエンジンは空冷なのでシリンダーに冷却のためのフィン(ひれ)が付いています。
で、このヒレなんですけど、上部の一部がプラグホールに貫通していて空気や雨水が流れるようになっています。(もちろん排水もしますよ)
で、下の写真を見ていただきたいのですが
見えますかね? エンジンの真横、最初の写真の黒い帯の部分(プラスチックのカバー)を取り、プラグキャップを外した画像がコレなんですけど、真ん中のプラグの左側に銀色の半円が見えます。
じつはこれ、数か月前に整備中に手元からスルリとすり抜けて落ちたワッシャなんですよ。
でね、その時このワッシャを取り出そうと思ったんですけど、何故かうまい具合にスポッと挟まって取れなくなっていたんですね。
まぁ、取れなくても乗るには問題ないんですけどね、これがあると……プラグが抜けないんですね。(爆)という事で、ちょっと時間を割いて取り外し作戦を決行した訳です。
ちなみに、その道のプロである職場の上司に「どーしたらいいと思います?」って聞いたら。
「え、バイク丸ごとひっくり返せばいいんじゃない?」
と、他人事だと思ってニヤニヤしながら言ったので、「アンタのフィットRSもひっくりかえしたろか!」と。
で、別の機会に同僚に聞いてみたら
「え、バイクひっくり返せばいいじゃないですか、iさんならやるでしょ!?」
と、同じく他人事だと思ってニヤニヤしながら言ったので、「だったら試しにまずはオマエのGSひっくり返してからじゃ!」となったという……じつに楽しい(マジ)職場ではありました。
(ま、結局自力でやるしかないという事ですね)
さて、色々な方法を試したのですが、やはり奥まっていて難しいアクセスを少しでも緩和する方がよさそうです。
という事で、とりあえずカバーを外します。
こういう所がフラットエンジンの楽な所です。
なにせエンジン積んだまま腰上バラせますからね。
バルブクリアランスの調整なんて、チョチョイのパッです。
家にあるピック類をかき集めて色々突っ込んでは中を探ります。
「ココか? ココがええのんか!? ウヘッ……うぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ」
なんて言いませんよ……たぶん、言ってないと思うけど……マチョットカクゴワシテオケ。
で、当然ですが作業中は一切写真なんて撮れません。
試行錯誤する事10分位経ったでしょうか、ピックを引っかけてテコの原理でクリッっとこじったら
ポンッ!と飛び出してきました。(笑)
なるほど見て納得、元々ワッシャが潰れて楕円になっていたんですね。真円に近ければどこかに挟まっても接点が小さくてエアブロウなどで飛ばせてでしょうが、今回は運悪く縦方向に挟まって接点が大きくなり、エアブロウでは抜けなく、しかもその際に押されて何処かに引っかかってしまったようです。
ま、ナニはともあれ、抜けて良かった。
ついでなので、ちょっと目視点検。ロッカアーム周りも綺麗ですね。
オイル管理が悪いとカバー裏にダストが溜まりますが大丈夫なようです。
これでもうすぐ10万キロのエンジンです。
そういう意味では、この一連のBMWのエンジンってやっぱりすごいです。
オイル管理位で平気で10万キロ走っちゃいますからね。
あとは元通りに組み立てて、ついでにプラグもチェックして(焼け具合OKでした)完了です。
さて、何処へいこうかな?
[ratings] 評価にて『書く気』と『やる気』のエナジーを、是非!
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