日々是研鑽、ハシビロコウ。

いや、なんかですね、今回は結構燃えているんですのよ、ワタクシ。

というのも、まぁ、一応モノを創るヒトを目指す私としましては(ソンなモン目指してたんかいっ!)大概の工作もナントなーく形にして見せんぞー! なんて密かに(ココ重要)思っていたわけですが、今回、できたものを客観的に見て、自身で自身の不器用さにガクゼンとすると共に、なんかこう、久しぶりにメラメラと闘志というのでしょうかね

『なんか、このままで終わるのはクヤシイゾ、オイ!』

なんて感情が湧いてきている訳ですよ。(笑)

いや、別に誰かや何かを呪っている訳じゃないのですよ。あくまで自分自身に対して、ね。

まぁそれでは、そのきっかけと申しますか、その辺からお話ししましょうか。

あれは数年前の雪の降り積る寒い冬の事でした……

 

 

なんて、ベタな時間と状況設定はありまへん。(爆)

いやぁ、少し前にネットサーフィン(死語か?)していたら、たまたま今回の制作物の作者さんのサイトでペーパークラフト作品を目にしたんですよ。
この作者様S.V.様っておっしゃるんですが、ご自身でペーパークラフトの原型(展開図)を作って配布しておられる方で、その完成度に結構な衝撃を受けましてね……。しかも、そのサイトを色々と見ていたら、なんと、F-15DJ……じゃなくて、『けものフレンズ』の『ハシビロコウちゃん』のペパクラ(ツウはペーパークラフトをこう略す?)も見つけた訳なんですね。

じつは、ペパクラって個人的に以前から少しだけ興味があったんです。
ほら、オイラのプロジェクトの中でも紙(主にボール紙ですが)を使った工作って結構頻繁に出てくるでしょ? 一番頻度が高いのは冶具だったり原型だったりはしますが、結構構造物のモノコックとして使用したり、プラスティックや鉄材の代替えパーツとして使用したりもしているんです。(蓄音機プロジェクトではプーリーになったりしていますね) 自分自身、紙に対する可能性ってかなり広いという認識があったのは事実なんですが、ことそれのみで全てを作ってしまうペパクラとなると、部品点数がハンパなく多そうだったり、細かそうだったり、ちょっと自分の範疇ではないのかなぁなんて思っていたんですけどね。

まぁ、それはさておき、そんな折たまたま見つけたハシビロコウちゃんペパクラなんですが、このクラフト素材は(版権の関係?)で通常配布はしていなくて、所謂メールウエアみたいな感じで作者様より配布との事だったんですよ。

正直なところ、やってみたいの半分『難しそうだなぁ、細かそうだなぁ……』ってのが半分で『どうせメールウエアなんて申し込んだって反応遅いだろうし、ともすりゃスルーだよなぁ』なんて思いながら(酷い偏見ですね<ジブン)とりあえず送ってみるかぁと作者のS.V.様にメールを送ると、なんとすぐにデータを添付した返信メールが……。

うぉ? こら、あれだ……ほら、えっと、

やらなあかんやろ!(爆)

と相成った訳でございます。
(S.V.様すいません、不埒なオッサンです……)

ちなみに、作者S.V.様のサイトをご紹介させていただきたいのですが、ここで紹介してしまうとオイラのハシビロちゃんが出せなくなってしまうので……後ほどにさせていただきます。
なにせね、いや、マジで凄いですよ。正直なところ「え? これって紙なの? 継ぎ目は? Rは? つか、コレ紙じゃなくて神だろっ!?」ってマジで思っちゃいますよ。一枚の薄っぺらい紙に命を吹き込むとこうなるんだ……と。

という所で、さっさと不器用なオッサンに作られた可愛そうなペパクラを暴露しちゃいましょう。

今回のペパクラはデータで配布されています。
本来作者様のサイトで『綺麗に作るコツ』みたいなKnow-Howが掲載されていて、紙や印刷の方法、カッターの入方なんかの指定があるわけですが、オイラの場合は毎度のことで『家にあった一番厚いPPC用紙&普段使いのデザインカッター&木工用ボンド』での急造(?)と相成りました。
あ、スパチュラだけは新たに用意しましたが、それはまた別項で書きますね。

まぁ最初はとにかく切りました。
デザインナイフや定規を使用して(時にはハサミも使います)ひたすら切ります。

そしてできた紙切れ、例えばコレってなんだと思います?

良く見ると折線がうっすらついているんですけど、のりしろ部分とこの折線にそってスパチュラで折れ目を作って折って、接着剤で止めていくと……

右手(手のひら)なんですよ。
ちなみに下に見えるのが左手の展開図です。これが折っていくとこうなるという……いやぁ、マジックですねぇ。

腕なんかもこんな感じで。
紙工作の基本として丸めるものは予めローラー状のもので丸めると綺麗なRができます。この状態はRの確認。この後ピンセット下の糊代に木工用ボンドを薄く塗って糊付けします。

腕の展開図と一部できかけの腕。
終始こんな感じで、平面を局面にする作業を延々と続けます。

『お人形さんは顔が命』うん、痛いほど知っているんですが(一応、元、人形デザイナーでした)納得いかずに二つ作ったんですけど……やっぱり折り目とかかなり目立っちゃいますね。今後の精進が必要です。

胴体と頭部です。
もうね、とにかくあまり細かいところを気にしても自分の技術レベルが付いて行かないというだけなんで、とにかく先に進めようと。
しかし、改めて思ったんですけど、ハシビロちゃんってめっちゃスタイル良いですね。細すぎず太すぎず、それでいて引き締まった身体は『ボン-キュッ-ボン』ですからね。「じ~~~~~~~~~~」っとしているのに、なんでこんなにスタイルいいんでしょうね?(爆)

と、あとは同じようにひたすら曲げてくっつけての繰り返しでした。
一番難しかったのは……靴かなぁ? なんか、完成のイメージが展開図から湧かなくて、片方できるまでは結構悩みました。
あとはやっぱり紙なんで、髪の毛の先などの細い部分が、触っているうちに丸くなってくるって所でしょうかね。
好き好んで触る訳じゃないんですが、頭部を作っているといつの間にかどうしても髪の毛の先端エッジが甘くなってくるという感じ……わかるかなぁ?

あ、ちなみにこのペパクラ、本当に出来が良くて、きちんと切っていれば切り口や糊代が合わなかったりズレたりすることはまず無いですね。その辺は本当にオミゴトとしか言えませんね。

さて、まぁパーツばかり見せても仕方ありませんので……

 

 

 

こんな感じになりました。

本来は首とか髪も固定するようですが(?)、あえて固定せずに可動としました。弊害(?)として、髪の毛が広がりすぎちゃっていますが、まぁこの辺はご愛嬌という事で。

後姿もとてもCuteですね。いや、ほんと、スタイル抜群です。

ちなみに、台座は本来紙の六角形なんですが、少しツメて形を変えて、裏側にプラ版を貼って重量と強度を増してあります。
理由はですね……

完成後、たまたま百均に行ったらこんなケースを発見しました。元々は透明なプラスティックの四角いペンケース(?)みたいですが、二つ組み合わせたら丁度良さそうな大きさだったので買ってきたんですけど、台座がちょっと大きかったので調整したというわけです。

いやぁ、結構時間もかかったけど、でも凄く楽しかったですね。
一枚の薄っぺらい紙が立体になる事で、こんなにも躍動感と鼓動感を持つって事に改めてカンドーする共に、ジブンの不器用さにガクゼンとするという……。

うん、まぁでも日々是鍛錬という事で、これは今後も色々作らなきゃ! と思った次第でした。

最後に、皆様お待ちかねの作者S.V.様のサイトをご紹介すると共に、素敵なペパクラを提供していただいたS.V.様に改めて御礼申し上げて、今回のハシビロちゃんプロジェクトを終了したいと思います!

ありがとうございました~!

S.V.のペーパークラフト作品

△ ペパクラの殿堂、S.V.様のサイトはこちら △

▽ハシビロちゃんの作り方など(公式)▽

ペーパークラフト ハシビロコウちゃん

※S.V.様より公式ページへのリンク許可をいただきました~♪

 

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