ジムニー(JB23W)で、燃費20km/Lを目指す!

うん、久々の更新には、こういう解りやすくてしかも大仰なタイトルがよく似合うね。(AMi談)

さてと、まんまタイトル通りなんだけど、まずは少しだけココに至る経緯をお話しするとしよう。

話は戻って平成最後の3月下旬、ジブンがJA71っていうオンボロジムニー(上記紺色の方)に乗っていた頃の話。4月から新しい職場につく事が決まっていたんだけど、新しい職場はそれまでの環境とは違って車通勤だけで往復一日70km以上、おまけにほぼ毎日あちこち飛び回る営業職(説明が面倒なので、ソンなもんだと思ってもらえばいい)で移動には自分の車を使用するという、まぁそれまでの環境とは車に対する依存度が格段に変化するであろう事が予測されていた頃に遡るわけ。

ま、職場が変わっても当面は先輩の車に同乗してのあいさつ回りって聞いていたんだけど、どう考えてもその時乗っていたJA71ではその後の仕事に影響がでるな、と。
なにせ既に15万キロ程の走行で、何かの拍子で不意に白煙は出てくるし(結局条件は不確定だった)、足回りはガタってるし、二速はシブイ(引っかかる)し、デフもたまに鳴くし、踏み込むとタイミングで息つきするし、セルはたまに回らなくなるし、雨が降ると湿度は上がるし(足元に水が溜まる)、タイヤハウスを外からエアブローしたら錆で穴が開いて室内が錆煙で充満するし(アニメのオナラ表現みたいに室内が黄色の煙で充満するのをはじめてみた!)、当然エアコンは効かないし、おまけにまた温水レバー部が駄目になったみたいで、夏場も容赦なく温風が室内に入り込んでくるし、ボディーはガタガタミシミシなんてのは当たり前で、少し前の派手なWRCカーのようなバックタービン(キュッ……キュキュッ……キュッキュッキュッ)もどきのスポット鳴き(剥がれたスポット溶接部が擦れる音)が車全体から常にするし……(笑)
まぁでも、コンな車両にも関わらず乗っていたのは、騙し騙し乗ればまだまだジブンの用途には十分耐えうるモノであった為だったんだけど、流石にこれからの生活(シゴト)を考えるとこれは難しいなぁと。

何より社会人として、出先での故障やそれによって先方に迷惑をかける事は避けたいという気持ちから、夕飯の後ヤフオクを見ながら嫁さんと「次はコンなんどーだろ?」なんて言いながら車を物色していたなんとその時! 某氏から「乗ってるジムニを手放さなきゃいけなくなったんですけど、乗りますか?」というLINEが……。
じつはそのすぐ直前に軽ワンボックスに一件入札していたんだけど、事情を話したら先方が取り消ししてくれて(どう考えてもその値段以上になる車両だったので、あっさりOKしてくれた模様)結果としてJA71改からJB23W乗りへとなったという訳なのでごぜーます。

んで、何だかんだ平成から令和になる直前位にJB23W【スカル号】(旧オーナー様お気に入りの呼称)が我が家の一員となったというのが事の始まりという事でございますのですますわよ!

さてさて、まずはそのJB23Wのスペック(だいたい)なんだけど、基本的にノーマル車両。ボディー・吸排気・足回り共にノーマル。走行距離は16万キロ位(だったかな?)なんだけど、3万キロくらい前にリビルトエンジンに載せ替えてあるというモノ。まぁつまり、リビルトしてから走行3万キロ程の車両なわけで、当面エンジンに不安要素は無いんじゃないかな? というジブン的にはとっても好条件の車両だったのです。

そして車両を引取りに行って初めて乗った時の感覚は……

『あ、クルマだ……』

おかしいでしょう? それまでのJA71だってクルマなんですけど、なんつーかなぁ、それまでは良くも悪くもジムニーってのはクルマと言うよりもジムニーっていう乗り物みたいな感覚がああったんだけど、これはクルマ。しかも、フツーの車だ!と。(笑) で、ざっと挙げると

・エグゾースト音が静か(以前はスポーツマフラーだったからこれは仕方ない)
・室内の静寂性が桁違い(当然スポット鳴きも無い)
・ボディの厚み(遮音的な)と高い剛性感(ロール・ピッチ共)を感じる
・足回りからの入力がしなやかにいなされている(リーフとコイルスプリングの差かな)
・ターボの効き方がマイルド(これだけはJA71の方が面白かった!)
・トルクがある(550と660の差もある?)
・エンジンの回転がなめらか(15万Kmとリビルト3万Kmの歴然とした差)
・ギア比が乗用車寄り(JA71は貨物登録JB23は乗用登録なので仕方ない?)
・転がり抵抗が少ない!(JA71の抵抗が大きすぎた!?)

ざっと簡単に挙げただけでもこんなところでしょうか?

もうね、乗り味に関しては「あ、これが軽貨物登録と軽乗用登録の違いなんだ……」と。つまりはトラックと乗用車の違い位の感覚でしたね。そして個人的に一番大きく感じたのが『転がり抵抗の違い』。つまり、坂道なんかでクラッチをNにした状態で勝手に車が動くスムーズさっていうのかな? それが今までのJA71よりは嫁の乗ってるルノーに確実に近い感じがしたのですよ。
で、この時思いましたね、

『コレはイケるんじゃないか?』

ってね。

じつはJA71の時もこのAMiLOGで【事務膝燃費報告】(今更ながら【事務膝】はジムKneeねw)なんてタイトルで如何にこのオンボロジムニーを低燃費で走らせられるか? をテーマに何回か書いてきたんだけど、そもそもそこに至ったのは、元々JA71をオークションで買ってきた時点から既にタービンが怪しかったので、いかにターボを効かせず走られられるか? って自分に言い聞かせたって所から転じての事。(←なんせコノヒトは過去に2台の軽自動車を決定的なタービンブローで廃車にしている:w)

で、その時の最高燃費が

18.1km/L (JA71改)

だったのを考えると、今回のJB23なら……とやっぱり期待しちゃうのですよ。

で、ここでちょいと閑話休題。
たまにネットなどで見る光景なんだけど、「俺の○○はリッター○Km走った」っていう書き込みに対して「そんなのありえない、メーカーの発表でさえリッター△Km(↑より少ない表記)なのに、本当に○Km走るのならメーカーはそっちを書くはず」なんて小学生みたいな食いつきを見せる輩が居るけど、メーカー発表より燃費がいいのは十分あり得るからね。
公表燃費ってのには走行方法に決まったルールがあって、その方法に沿って走った結果を公表している訳で、確かに昔は定速に近い(ストップ&ゴーを始めとする負荷の少ない)走行方法でのルールでメーカー公表値に比べると実際の走行ではそこまで燃費が良くなかったなんてことは結構あったけど、最近の燃費に関しては結構リアルな条件ルールに従っているらしく、ソコソコ公表値が信頼できるような気がしているんだよね。
これを逆に考えると、実際走る条件がこのルールより良ければ当然燃費は伸びる(向上する)訳で、公表値より燃費が良いってのは十分あり得るんですわ。
という事で閑話休題終わり。

さて、ではこの閑話休題を基に話を戻して、ジブンの環境ではどうかというと……多分、燃費アタックに対しては結構いい環境だと思うのよ。

・新潟平野に住んでいるので、アップダウンがほぼ無い。(負荷が少ない)
・通勤路は広域農道が殆どなので、信号が少なくストップ&ゴーが少ない
・日中の運転が主なので、ライトの使用頻度が少なくオルタナタの負荷が少ない
・夏でも昼間を除けば比較的涼しく、エアコン使用をある程度我慢できる
・馬鹿みたいに急加速や高速走行を強いられない(片側1車線だけど、対向も比較的少なく勝手に抜いてもらうだけのスペースがある)

などなど。

ちなみに、これ、今の条件ね。
じつは前(JA71)の時の条件は更に良くて

・家から会社まで信号2か所。しかも道程の98%位がバイパス
・出勤時間が遅く、渋滞にはまりづらい
・もちろん道路はほぼフラット
・片側2車線or3車線のバイパスなので、ゆっくり走っても勝手に抜いてくれる
・帰りは必ずライトをつけて走らなければいけなかったけどLEDでオルタナタ負荷低減、そして帰りも時間がずれていたので渋滞知らず
・通勤時間片道20分位の殆どでパーシャル走行可能

なんて更なる好条件ではあった。
その時の最高燃費が上に書いた18.1Km/Lだったんだけど、勿論毎回こんな燃費になる訳もなく、平均すると15~16Km/Lだった気がする。何れもFR駆動でハブロックなし、事故などの渋滞や雪の影響とかを考慮しない場合のみなんだけどね。
(逆に冬場なんか、雪上で四駆にしてガシガシ遊んだりすると一気に落ちたりもするのは当然。楽しい要素があるときは楽しむのがAMi流なので、冬場は燃費アタックはお休みなのよん。(笑))

んで、今回JB23がウチに来た時からの燃費の記録をとってあるんだけど、今の所一番悪い時で

14.96Km/L

と言う感じかな? この時の条件は出張で片道150Kmほど高速を使って(それでもわざと遅いトラックの後ろを走ったり、最高速度ももちろん法定速度内)その後、帰りにタイヤを4本積んで三国峠を楽しく走ったりした結果。んーでも、実際に走った感じでは峠を楽しく走るより、高速を100Km/hで走る方が燃費が悪い気がする。
ブースト計を見ていてわかるのは、この位の速度だとやっぱり常に加給されている感じになっていて、その分ガスも噴射しているのだろうね。そういう意味では、やはりなるべくタービンを回さないようにするには60~75Km/hまでの走行が燃費には良さそう。

ま、あとはやっぱり物理的な条件によって左右されるところも大きいだろうね。
ジブンの場合この燃費の計測は満タン法でやっている。一応可能な限り同じスタンド、同じ給油機、同じ入れ具合にしているんだけど、給油スパンの間に場合によっては高速を使わなければいけない日もあるし、雨で曇ったり、糞暑かったりでエアコンを付けなければならなかったり、山道を走らなければいけなかったり、家族や同僚やお客さんを乗せて走る事や、急ぐ事などもあったりするわけで、いかに一回の給油期間に燃費にとってアンラッキーな事を少なくできるかという事が結構なポイントになるんだけど、こればっかりは、ねぇ。
たとえば夏の暑い盛りにお客さん乗せて「燃費が悪くなるんで暑いけどエアコンつけませんから」なんて言えないし(笑)。
だからそういう意味では巡り合せというか、運みたいなもの大きな要素になるかなぁ?

で、だ。
今のとこそういう巡り合せが比較的上手くいった事が一回だけ有って、そん時の最高燃費が

19.18Km/L

というもの。

うーん、オシイなぁ。
でも確かこの時は(区間は短いけど)一回高速を使ってるし、急な雨で曇りが取れずエアコンを掛けたこともあったはずだし、オイル交換の直前だったってのを考えると、更に好条件ならなんとなく見えてきたりするんだよねぇ……20Km/Lが。

ちなみにこれは、7月14日~7月24日の燃費。一回の給油で約644km程走ったんだけど、燃料計の感じからするとギリギリ700km位は走れたんじゃないかな? って思ったのを思い出した。

ただ、この後はダメだね、今日(8月13日)まで本当に連日の暑さ(とにかく蒸し暑い!)で、エアコン嫌いのジブンも流石に客先に汗だくで行く訳にもいかないので、エアコン掛けて走ってるんだけど、みるみる燃料が減るのね。あれ、うわーっ!って感じ。そのくせ冷えない。(・_・;)
昼の休憩なんかも、それまでは木陰に車を停めて、エンジン切って窓全開で飯食ったり昼寝したりしてたんだけど、「無理! つか、周りの車の排熱で死ぬ!」という事で、窓締めてエアコン掛けて昼寝して起きると、燃料計が「うわーっ! うわーっ! うわーっ!」って感じになってる。(笑)

まぁそういう意味では、この後のアタックはこの秋以降なんだろうけど、今年の冬は一気に燃費が落ちる予測はできているので(今までの勤務先と比べると雪の降り方がかなり多い地域であり、かつジブンの営業範囲は新潟市から魚沼・越後湯沢までなのよ。)そういう意味では残された短い期間で目標燃費に到達できるのか、否か? 結構キワドイ気はするのだけどね。

さぁ、皆さんもアタックしてみる?

 

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