ガイガーカウンタをつくろう! その2

という訳で、二作目となる零号機(今度はIC昇圧)を作った。

じゃん!


……うごかん。
色々考え、色々調べてみたが……うごかん。(涙)

まぁ、そんな時はひとまず気分転換だ!

という訳で、ダイソーに行ったのさ。
ダイソーに行ったのは、このサイトで万歩計を使ったカウンタを紹介していたから。

そう、ちょっと前に作った初号機『ミニミニガイガーカウンタ』にはカウンタと銘打って
おきながらも、カウントする場所がなかったのだ。
(正確にはカウントしているがそれを表示するI/Fが無いという事デス)

思い出したでしょうか?
このようにガイガーミュラー計数管で捉えた放射線を知るには
写真のクリスタルイヤホンを耳に付けるか、外部のアンプを通す必要があったのです。
しかも、計測するには自分で数えなきゃいけないという……はい、ちょっと不便ですね。
で、さっきのサイトにあった万歩計を使ってカウントできれば便利かな?と。

いうことで、買ってきたのですが、ナント!
丁度帰ってきたら、このミニミニガイガカウンタの生みの親である某センセイ(某と言う必要ないな)
えっと、こちらのU先生からメイルがあり、今度このガイガーカウンタを作るワークショップを行う事。
そして、その際万歩計を使ったカウンタ機能をつけようと思っている事を知ったのです。

「なんと奇遇な!」(変なモノを二本握っていたりはしません)

早速丁度同じことをやろうと思っていた事をメイルし、
負けじと先のサイトに従って万歩計を高クロック化。
早速初号機に接続してみると……うごかん。

ま、これは予想していた事。
丁度その頃先生から再度メイルのリプライを頂き

『万歩計に入力するには、間にトランジスタかフォトカプラを
はさんだ方がよいです。
それとガイガーカソードの100kΩと並列に100PFか1000PF
入れた方が安定します。』
(原文のまま)

というアドバイスも。

確かに、クリスタルイヤホンしか鳴らせない出力では、流石に反応できないよな
やっぱり出力側を増幅してやらないと……などと思いながら暫し考えたのですが……
既に夕刻。
近所にパーツ屋は無し。(片道50kmの店or通販のみ)
でも、なんとかセンセイよりは先にやってみたいぞ!(笑)

と思い、ジャンク箱を漁っていると……2SC945って、これまた懐かしいトランジスタが。

ということで、
ほい!

「トーラーンジスターアンプゥ!」(旧ド○えもん風に)
一石で、しかも小さくて、しかも家にある部品で作れるアンプって事で
エミッタフォロワタイプのアンプを急造しました。

なにせ急造&寄せ集めなもので、抵抗なんか直並列の連結でコンデンサも近似値のもの。
それでも、1.5V(乾電池一本)でクリスタルイヤホンでしか聞こえなかった初号機の
『ポツ』という検出音が、出力側に付けたイヤホンから(耳をそばだてると)聞こえるように
なりました。
(今回は人間が聞くには問題があっても、機械が認識できるレベルならそれで良い)

早速、これをつけ、更にその先に例の改造したカウンタをつけると……

おお!見事、カウントするじゃないですか!!
いいのか?
これでいいのか?
ギャグBlog(笑)にあるまじき結果なんじゃないのか?
でも、まぁいっか!
いいよな!
ヒャッホー!

と、証拠の写真と動画を撮るべく、あまりにも汚いデスク周りを綺麗にして、
配線なんかもちょっとまとめて綺麗にして、さぁ、撮影!

うごかん。(爆)

なんでやねん!
と思いつつも「セツコ、ええで!ええ感じやで!これでやっとこのビチビチBlogらしく……」(検閲)
(ちなみに上の画像は既に改造済。&電池を抜いた状態です)

この時点で午前1時過ぎ。(前日寝たのがかなり遅かったのよねん)
あぁぁぁぁぁぁぁ……ねむい。
こういう時は……寝よう。

明けて本日、また色々と考えたのだわさ。
で、思ったのは万歩計の改造について。
例のサイトでは、元々ついているボタン電池を外して外部電源から印加していたのだけど、
ジブンはそれが嫌で元々のボタン電池を使えるような形に改造していたのよねん。

という事は、最初はカウントしていたのに次にカウントしなくなったのは電圧降下なのかな?
などと思い、
「だったら少しくらい降下しても反応できるだけの入力を与えれば?」
と考え至ったのでアルわよこのスベタ。

そして午前中に開店早々近所のハードオフへ。
USBバスパワーで電源を取る非USB入力(笑)のPCアンプ内蔵スピーカ105円を購入!
(ついでに『電源入りますが録音再生できません』というTEACのテープデッキも趣味で購入:笑)


(写真は既にバラしてしまった後、楽しいときはつい写真を忘れる:謝)

早速バラして3V(乾電池2本)でドライブできることを確認して、アンプ部だけを独立させて
接続、スイッチON!

うごかん。

「なんでだーーーーーーーー」

 

「あれ? 今動いたゾ?」
そして手を離す
「うごかん」
手で押さえる
「うごく」
離す
「うごかん」
念のため、試料(マントル)を近づける
「うぉ!すんごくカウントしてる!」(笑)

どうも万歩計のアースをガイガー側に接地するとNGのよう。
万歩計電池のマイナス側から伸ばした信号入力線(黄色の線)だけを
ガイガーの出力(カソード側)につけると良いみたい……え? まさか……

おまけに、これだとアンプをつけなくてもちゃんとカウントしてくれる。

あらよっと!

ということなんだけど……
だったら昨日の不動はなんだったんだろう?
というか、今日の条件と昨日の条件の違いってなんだろうと考えてみる。

「うーん、湿度?」

じつは何度か万歩計を弄っていて、ホットを黄色のアース線に巻きつけると
調子がいい事に気が付いた。
このミニミニガイガーからは数百ボルト出ていると思うんだけど
(静電気と同じで電圧が高くても電流が低いので感電状態にならないと認識している)
湿度が低いと旨い具合にリークしてカウントしてくれるんじゃないかな?と思っているだけど……
もし、そうだとすると、条件に左右される計測器と言うのはNGだよねー。
誰か教えてくださいな(笑)

ということで、本日初号機には『きりりん』と命名(以下略でゲソ)

 

 

 

しまった、零号機が不動のままだった。(爆)

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