繋がるということ

午前7時過ぎ、家族で朝ご飯を食べていた。

目の前には新潟名産『茶豆』こと、枝豆の畑と、その奥に延々広がるコシヒカリの田圃。
そして、枝豆の畑に仲良くなったこの畑の管理人T氏が来て作業をしていた。

通常枝豆コギは夜中から早朝にやるのだが、今日は別の作業らしい。
(枝豆(など)を『モグ』とは枝豆(大豆)の木から鞘(豆)を取る事。
木を取る(土から抜く)ことを『コグ』という。(字はわからない)これは全国区?それともこの辺だけ?)

なんとなく目の端に作業をしているT氏を見ながら食事をしていると……
わぉ!両手いっぱいにコイだ豆をもって我が家の庭へ。

「おはよう!豆食ェ~。いまねぇ、一番パンパンで香りも良くってさぁ、うんめぇからさっ!」

ジブンよりちょっと年上のT氏は、ニコニコとしながらそれだけ言うと足早に去ってしまいました。
「すいませーん、ありがとうございますー!今度手伝うからー」
リビングから庭先に顔を出してそれだけ言うのがやっとの事。
T氏はちらと振り返り、ニコニコと手を振り軽トラでブーン!

さて、それからが大変!
「茹でないと味が落ちるね!」
嫁の出勤前の慌ただしさに加えてイベント発生!
慌てて「じゃ、豆モグから、その間にお湯沸かしといて!」
この辺りは17年の夫婦キャリア。(あれ?18?16?まぁいいや:爆)

じゃん!

美味そうでしょ!
ちなみに、枝豆なんて1分以上茹でたらダメ!
固い位が味も香りも色もいいんです!
なにせ、ジブンが生まれ育ったのは、茶豆の中でも最高ブランドの『黒埼茶豆』
発祥の地(原種は山形のダダ茶豆)である、旧黒埼町
(今は平成の大合併で名前すらない)なのですから。

小さいころから枝豆の味に関してはちょっとウルサイのです。

ほら、このくらい。
(じつは、これでもちょっと茹ですぎ。豆が多すぎてお湯が足りなかったのが原因)

うん、繋がるっていいね。
繋がるって、嬉しいね。
繋がるって、オイシイね!
(色んな意味で:笑)

いつかは、ジブンも誰かに喜んでもらえればいいなぁと思いながら
昼飯にはカップラーメンと枝豆三昧。
そしてさっきも、晩酌と枝豆……

でも、枝豆とビールって、痛風持ちには核爆弾級の組み合わせ。
思わず嫁に「ハイ!とーちゃんの分は、おーしまいっ!」と言われてしまいましたとさ。(^^;

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