ガイガーキット

いくつかガイガーカウンタを作ってみて、これがどこまで正確なのか知りたくなった。
あぁ、でもこの表現では誤解が生じるか?

じつは、いくつか作ったガイガーカウンタの平均バックグラウンドが0.15μSv/h前後という値を出していた。
しかし、自宅から数キロ先にあり、以前からずっと監視を続けて放射線量を公表している、県の放射線監視センター発表の数値は0.05μSv/h前後なのだ。
つまり、約3倍(1/3倍ともいう)のこの違いはなんなのだろう?と。

ジブンの作ったものがプアだからこんなに開きがあるのか、それともあっちが数値を低く出している(或いは計測環境で低く計測される?)のか疑問に思い、既製品を買ってみようという事に相成った訳だ。

まぁ、ただ、既製品と言っても本当の既製品は高かったりするので、円高を良い事に米国製のキットを買ってみた。なにせ、GM管もオプションのLCDも手元に売るほどあるのだから。
しかし……キットって、楽でいいね。(笑)
何も考えないでwebの図面を見ながらチャチャっとハンダ付けしたら、できちゃったよ。(笑)

で、実際に動かしてみるとやっぱり自分が作ったものと同じくらいの0.15μSv/hを表示してる。
でもじつは、この結果は事前に確信に近い予測ができて居た。
米国に注文した後、全国の同志による観測結果をwebにて一覧表示しているサイトに近所の観測点を見つけたのだが、この値も同じくらいだったのだ。しかも、先方はストロベリーリナックス社のモノで、ジブンが作っているモノとはGM管の種類も設計も違う。なのにこの数値という事は……。

まぁ、『公式』と言われるものが必ずしも万人にとって正しいものとは言えないのは確かだし、なによりこっちは正式に校正されている訳ではない。
そういう意味では、現在の線量を気にするより(気になるのは当然として)その推移に注目する事の方が大事なのも十分承知しているのだけどね。

えっと、ただ、じつは言いたかったのはこれじゃないんだな。(笑)

この結果については前述の通り予測できていたものの、GM管こそ同じであれこれだけ近い数値が出るという事は、やっぱり自分が参考にしているU先生の計算式に近い式で計算しているんだろうなぁなどと思って、その米国産ガイガーカウンタキットのプログラムソースを見てみたら……

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CPMからμSv/hの変換式は、www.utsunomia.com を参考にさせていただいて……(云々)
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って、そものやん!(笑)
U先生、貴方はガイガーの世界でも世界進出してるんですね……改めて、おみそれしやした。(^^;

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