金欠病でも弄りたい! ジムニーフロントタイヤのガタツキ解決処方

上の絵はアニメ『中二病でも恋がしたい!』(元はライトノベル。画像はアニメの公式ページから拝借)の中のキャラクターで『くみん』先輩という。いや、じつはつい最近このアニメ見たんだけど(放送はとっくに終わっているみたい?)見たきっかけがこのくみん先輩だったりする。別に今さら中二病をオッサンが発症したわけじゃない。(つか、既に末期感はあるが)じつは、このキャラクターの名前は『つゆり くみん』と言う設定で漢字では『五月七日 くみん』と書くらしい。ネットで調べると『日本人の名字。旧暦五月七日に栗花落(つゆり)祭りという雨乞いの祭りを行うので、この読み方になったとのこと。』とある。

え、それがどうしたって?
いやぁ、ジブンは五月七日生まれなのよねぇ。(爆)
これからは『Tuyuri@isao』にしようか? Tommy February6 みたいな路線で。
なんてね。
あ、そんだけです。

という事で、本編に入りましょう。

ジムニの左フロントタイヤがガタガタするという事を以前このAMiLOGで書いた。(こっちを参照)この時本文中ではキングピンのベアリングという可能性について触れたんだけど、その後ハブナットの緩みに気づいて友人とのやりとりで触れていた。そう思ったいきさつは、今回はスラスト方向のガタのみだったからで、キングピンのベアリングなら縦方向を含んだ全周にガタが出ると思ったから。

ま、そうは言っても、「バラシました、やっぱりベアリングが崩壊してました」じゃ洒落にならんし、どっちみち前回バラした際にベアリングの劣化は気づいていたので、この際だからやってしまおうと、先ずはベアリングを注文した。

ちなみに純正ベアリングは確か1個1,600円。片側2個必要なので合計で6,400円! 無理っ!(爆)なのでヤフオクで同等の国産品を探したら、あっさりとNACHIの同等品を1個450円で発見、送料入れても4個で2,100円位だったから即注文。 出品者の好対応でジブンが休みの火曜日までには余裕で手元に届いていた。

そして、今日。

ゆっくり起きたものの、布団から出た途端にわかった。「今日は、すっげー寒い」と。

そして、修行場……いや、作業場もこの有様。でも、とりあえずこの時点で雪は降ってないし(凄く寒くて風がメチャクチャ強かったが)今日やらないとあと1週間先延ばし確定だし、なにより、1週間後に条件が好転している確証がないから……

思い切ってはじめちゃいました。

で、とりあえずこの時点でガタのチェック。やっぱりスラスト方向(この写真だと前後)にのみガタがある。という事は……。

すぐにハブナットが緩んでいる事が判明。まぁ、ここに至る経緯も想像は付くんだが(それは後述)折角バラしたからベアリングも交換しよう!と……

思った所で天候が急転直下に悪化! 元々風は強かったのだけど、そこに雨が混ざり始め、あっというまに暴風雨に。暴風雪じゃないよ、暴風雨。この冬の寒い時に雨にぬれると……死にます。マジです。やってられません!

と言うことで、とりあえずハブナットを締めなおして(多分また緩む)組みなおして試乗は後にして工具を片づけた頃には全身ぐっしょり。着ていた黒い防寒ジャンパーも水を吸ってオットセイのようにテラテラ光り、下半身は下着まで濡れ濡れという……。

万が一を考えて沸かしてあった風呂に入ってあったまりました。(ふぅ)

と、その後近所を走ってガタが抑えられていることを確認。ベアリングもやらなきゃならないけど、この分なら暑くなるまでは大丈夫かな?と。

さて、前述したナットの緩みについてですが、じつは思い当たる節があります。
それは前回ハブベアリングとシールを交換した際の事です。このセンターナットはダブルナットになっており、更に間に緩み止めのプレートを挟んで居るのですが、このプレートを交換しなかったのです。
通常、このような場所のダブルナットに挟まる回り止めプレートは毎回交換が基本です。答えは簡単、緩むからです。
では、何故緩むのか?
ダブルナットはお互いのナット面の摩擦によって回りを防いでいます。当然、回り止めのプレートを挟んでもこの原理によって回ることを防いでいます。
ナット|プレート|ナット
と上記のようにプレートを挟んでもナットとプレートが密着していれば、そこに摩擦力が生じナットが回りません。プラスして絞め込んだ後でナットのフランジに沿ってプレートを折り込むのですから、がっちり固定されます。

さて、一度絞めたナットを外す際には、折り曲げたプレートのフランジを戻さなくてはいけません。この時、必ずと言っていいほどプレート自体が歪みます。そして、この歪みこそが再利用時に隙間となって摩擦力を低下させるのです。

ただしこの時、ハブナットは再使用したプレートのフランジが曲げられているため完全に緩んで外れるような事はありません。

ですが、緩んだハブナットは共回りします。共回りを開始したハブナットは内側に対してはハブ本体に、外側に対してはサークリップ(Cリング)で止まるので抜け落ちてタイヤが外れることはありませんが(サークリップが割れたりしたらあっさりと外れるでしょうけど)スラスト方向に自由に動くことができるようになり、これが今回のようなガタを生みます。

まぁ、(ジブンが想像するに)こんな仕組みで今回のガタが発生したのでは? と思うわけです。
なので、リングを変えていない以上、また緩むのは必至カナ?と。近いうちにパーツを注文したいとは思っているんですけどね。当面はねじロックで誤魔化せないかな? とか思っています。

と言うわけで、今回はキングピンベアリング交換はオアヅケ。(というか、願わくば暖かくなるまでやりたくない)
まぁその代わり、くみん先輩の知識を得たと言うことで……。

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