いやぁ、なんともはや
二月も終わりに近づくと、啓蟄の前倒しかって如くバイクが湧いてくる訳ですが
今日に至っては、吹雪です。(爆)
とはいえ、それはソレでありまして
吹雪くものの、結構日も射したりなんかして
我が軒下ガレージでもなんとなく『いっちょ作業すっかな』
なんて雰囲気になったりして作業を始める訳ですが
本日の外気温、4度ですわ。(爆)
もう、ええちゅうーねん。
いいかげん、春よ来いっ!
ハッピーエンドでええやんかっ!!
で、前フリが長くなりましたが、じつは昨年末にちょっとお話した
今までとは毛色の違うバイクを入手したという話の、そのブツを今回はお見せしようと思った訳でございます。
では、登場していただきましょう!
ほい、これ。
YAMAHA XV250 Viragoです。
我が家の初アメリカン(ジャメリカン)ですね。
クインキーの自賠が6月に切れるのですが、コイツには来年の5月まで自賠がついています。Qちゃん(クインキー)はお役御免ですね。はい、さいなら。(すげぇあっさり)
ちなみにこれ、昨日の写真です。(晴れてました。最高気温9度でしたけど)
で、昨日も休みだったんですけど、コイツに乗って健康診断に行ってきました。
まぁ、オイラの健康状態を診断するついでにコイツの健康状態も診断しちゃろうかという訳ですな。
で、結論から言いますと……アイドリングしない。
Fブレーキの戻りが悪い(引きずり気味) でもエンジンはムッチャ調子イイ。
乗り味的には、ノーマルマフラーは煩すぎず結構好きな部類。
思ったよりちゃんと走る。
HDより癖が無く曲がる、止まる。
おまけに軽い。
あと、抜かれてもムカッとしない。(笑)
まぁコイツが我が家に来た経緯にはちょっと事情がありまして、正直な所好き好んで買った訳では無いんですが、じつはViragoのデザインって発売当初から結構好きだったりして、これなら乗ってもいいかな? なんてほんの少しだけ思ってたりもした時期が過去にあったような気がしないでもないくらいの錯覚をしてTAMIYAのプラモデルを作った事があったんですけど、そこで満足していたんですよ。
で、実際こうやって見てみると、このXV250のデザインもシンプルで結構いいななんて思ったりして、まさかジブンがアメリカンに乗るなんて!? と思いつつも、健康診断の帰りに久しぶりのバイクにニマニマーっとしてみたりなんかしちゃってた訳です。
さてさて、そんな初乗りだったんですが、前述の通りアイドリングしません。
というわけで、昨日の夕方まずはキャブをばらしました。
ささっとシートとタンクを外してVバンクからキャブを取り外します。
Vバンクに挟まる1キャブです。
キャブの上、フレームに被さってる黒い箱状のものがインテークチャンバーっぽくなっていて、ダウンドラフトキャブのインテークに繋がっているので、上には抜けません。従って、マニホールドをエンジンから外すような形でキャブを取り外します。
あ、閑話休題ですが、XV250のマフラーは2本出しの結構スタイリッシュなものです。で、上側のマフラーの取付部を見てみると……
こんな感じでリアバンクに……って、なんか角度がおかしくね? と気づいた貴方はフツーの人です。それ以外は残念ながら……(嘘)
そう、奥に見える後バンクのエキパイの出口は完全に後方に排気の形なのに、後バンク用のマフラー付け根は横になってます。つまり、これ、ダミーマフラーなんですね。本当のマフラーはこの後バンクから出た後かなり複雑な形で前側マフラーと集合して下側マフラーから排気しています。
おそらく250ccの割には結構いい感じの音になってるのは是ゆえかな? と。トルクの面でも音の面でもパラにするよりはこっちの方がよかったんでしょうね。しかし、1本出しじゃViragoじゃねぇ! という(言ったかどうかは不明)YAMAHAのデザインチームの拘りが、今までアメリカンに見向きもしなかったオイラの銀泉に触れたかどうかはこの後……。
嗚呼、インマニに亀裂が……。
多分大丈夫だと思うけど、アイドリング不調は二次エアを吸っていたってのもあるかも。
外した時点で亀裂が中まで至っていない事は確認できましたが、念のため綺麗に洗って
とりあえずコーキングを施します。本格的に乗るならインマニは交換ですね。
べつにビックリ箱じゃないんですよ、負圧式(CV)キャブレターです。ちなみに先日会社の別セクションの若いの(こういう言い方するようになった自分が嫌だなぁ)に「iさんってキャブ弄れるって聞いたんですけど本当ですか? すげっすね! ジブンはキャブって分解したことないんですよ。整備士になった時には全部インジェクションでしたから!」って言われて超複雑でしたわさ。
あ、そんなのはどーでもいいか。で、問題はビヨーンと伸びたバネじゃなくてその周りの黒いゴム。このビラビラゴムが切れていたりするとNG。ちなみにこの後丁寧にゴムを取り外してシリコンルブでうるおい補給をしときました。
各ジェット類を外したり(大丈夫そうならそのままやることが多いかも)してちょいとキャブクリに漬けます。このキャブ自体はそんなに汚くはなく、フロートチャンバ―にもゴミはなかったので、タンクの状態も良さそうだと判断できました。少しだけスローが汚れてたかな? その辺を掃除して組み立てて終了です。
と、写真はここまで。
このあと試乗したんだけど、アイドリングは見事に復活しましたし、フケも良くなりました。(繋がりが良くなった感じですね)んでもって、この後はFブレーキの引きづりを何とかすりゃ……と思った所でTELが入りまして……。
はい、交渉成立。
我が家史上初のアメリカンカテゴリで且つ
登録してから最速で売却したマシン
となりました。(あはははは)
いや、別にアメリカンを嫌っている訳じゃないんですよ。最初にも書いた通り、このXV250のデザインはかなり気に入っていたんで、1年くらいは通勤に使おうと本気で思ってたんですが、この直前に某所から「あのデカブツ、春になったら持っていくんだろうねっ! 早くしてよっ!」と念を押されて、急遽場所の確保の為出したという訳です。
折角手を入れ始めたのに、寂しくないと言えばうそになりますが、まぁ特に敷地が広いわけでもなく、専用ガレージがあるわけでも無いサラリーマンが、バイク9台持ちってのがそもそもの間違いのようなものですから(しかも乗るのはジブンだけ)仕方ないんですけどね。
Qちゃんも居なくなり、漸く7台に減りましたが、アイツが戻ってくると流石に狭くなるなぁなんて思っている今日この頃です。
まぁでも、久しぶりにキャブを弄れて楽しかったし、売却先は仲間のバイク屋なんで良しとしようかなぁ。
さーてと、次は何を……
(↑懲りてない馬鹿)
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我が家史上初カテゴリの最速マシンがやってきた! への4件のフィードバック