ジムニ JA71 フロントハブ周り(デフオイル漏れ)修理記録

世に数多ある記事だけど、自分なりの備忘録も兼ねて掲載。
自己流だから保証はしないけど、情報は多い方がいいでしょ?

まずはジャッキアップします。車を正面から見た際にデフギア部より横に伸びているスリーブ口が上になるようにすると、交換作業中にデフオイルが出てくるような事は無いと思います。
ジャッキアップできたらウマを掛けます。ウマ位は買っちゃったほうがいいけど、緊急時などで無い場合はフレーム下にブロックを噛ますとか、取ったタイヤとスペアを2段噛ますとか(これは危険だから超緊急時のみの方がいい)なんとか工夫しましょう。

デフロックキーのダイヤルカバーを外します。

サークリップを外します。オンドルト環の切れ目のような部分を開いて、薄目のマイナスドライバー等で頑張ってコジれば何とか外れるのでガンバルこと。ただ、この形状って外すのはいいんだけど、つける時が大変なんだよね。(対策は後述)

どんどん外します。

二面幅が50mmのナットが登場しました。ラビットs211のリアホイールを外すために二面幅が41mmのボックスならあるんですけど……まぁいいでしょう。

とりあえずロックプレートのツメを貫通ドライバーなどで戻します。

プレートを伸ばしたら、同じく貫通ドライバーをタガネのようにナットの山の端に当て、コンコンと叩いてナットを廻します。基本的にロックされていますし、サークリップで廻らないはずなのでそんなに力はいりません。最後に付ける時にも同様にタガネ式で締めますが、肝は最初に取ったサークリップがギリギリかかる位置且つ、締めこんでいった時にローターを手で廻して軽く回るところまで締めこむという事です。やってみると「お、こんな感じの事か」とわかると思うんですけど……不安な場合は50mmのボックスを購入するかプロに頼む方が良いかと思います。(無理して整備不良で事故ったら洒落になりません!)
さて、そのあとコイツを取るとその後ろの同じナットやカラープレートが簡単に外せます。

こんな感じになります。そしたらおもむろにディスク部を引っ張りましょう。

とれました。

ディスクはその辺に置いといて……

キャリパ―のネジ2本とバックプレートのネジ4本を外します。

はい、ゴソッと取れます。

プレートもとりあえず置いときましょう。

フロントアクスルが残っていますので

引き抜きます。力は全くいらない筈ですが結構重量があるので落とさないように気を付けてください。

す……凄いグリスの量です。とりあえずできるだけ綺麗にします。

このカップ部(名称がわからん)を取る為に裏側のボルトも取ります。

上下のキングピンを抜くと

こんな感じになるので、そのままガコガコと引っ張ると

白蛇占いよろしく、こんなん出ました。

これはひとつ前で引っ張った方(キングピンが付いている方)です。

裏側のオイルシール(フェルト)を止めるプレートです。液体ガスケットを使った形跡があるので、それらも含めて綺麗にします。フェルトも灯油などの中でゆっくり揉んで軽く絞り天日で乾かします。

キングピン上のベアリング。ガッタガタです。通常は即交換です。ですがお金が無かったので買ってありませんでした。ひとまず洗浄します。

キングピン下のベアリング。錆ッサビです。通常は即交換です。ですがお金が無かったので買ってありませんでした。ひとまず洗浄します。

綺麗にできる所は出来るだけ綺麗にします。

デフオイル漏れの直接原因であるオイルシールを外します。専用工具があるようですがそんなに固くないので何かでコジれば取れます。ここではテラノに乗っていたダルマジャッキ用のロッドを使って、すんなりポロリと取ることが出来ました。

新旧オイルシールです。左の新品に対して右の古いシールは内側のベロ部分が小さくなっています。当然硬度も増しているのでオイルシール機能が失われていた事がわかります。

ボックスレンチなどを充ててシールを打ち込みます。ちなみにジブンは工具の使い方には煩くない方です。食いつかせて廻せるならペンチの代わりにニッパーも使いますし、錆取りにマイナスドライバーも使います。但し、それによって最悪生じる工具のダメージも予め予測しているので、前述のようなニッパーの使い方をする場合には刃こぼれして本来の使用に支障が出るような工具を取っておいてそれを使います。
でも、だからと言って正規の使用をしている片口スパナを逆方向で使ったりはしません。(もちろんトルクがかからない場所で、そうじゃなきゃ廻せない場合などは除きますが)
まぁ、手に馴染んだツールを捨てるのが勿体ないってのもありますが、使えるものは何でも最後まで使おうといういわばビンボーショーでしょうかね?

さて、いよいよローター側の部品交換です。これはローターに入っているベアリングですが、流石にこのベアリングは注文してありました。(笑)

殆どタガネとして使っているお気に入りの貫通マイナスドライバーで両側のベアリングレースを抜きます。片側には同じくオイルシールが入っていますが、レースと一緒に抜けます。ちなみに、このお気に入りの柄が透明グリーンの貫通マイナスドライバーなのですが、じつは拾い物です。昔住んでいた家の横の道路の端にある日落ちていました。(笑) 先が欠けたり舐めたりするとグラインダーで整形して使っているんですが、バイクや車いじりの際には欠かせないツールになっています。落としてくれた方、ありがとう!(爆)

ヤフオクで買ったベアリングとシールのセット。純正品より安いので、中国製のベアリングでも入っているんだろうか? と危惧したのですが、ちゃんと純正と同じNITTOのモノでした。もちろん日本製。あー、これならキングピンのベアリングも買っておくんだったなぁ……。

新しいベアリングレースを打ち込んでそれから古いレースを使ってオイルシールを打ち込みます。ベアリングレースの打ち込みは斜めにならないように少しずつ場所を変えて打ちましょう。勿論間違ってもレースとベアリングの接触面に傷をつけないように。きちんと全体が収まる所まで行くと打ち込む音がコンコンからキンキンと変わります。浮いている部分が無いように、全周を打っても同じようにキンキンと音が出るようにケロンパしたらOKです。

ここまできたら、あとは分解と反対の工程で組み立てるだけです。ガタガタ&錆び錆だったキングピンのベアリングは綺麗に洗浄して豪華にウレアグリスを奢りました。また、少しでもガタが減らないかなと思って、今までと上下を逆にして取り付けてみました。

液体ガスケットは手の届くところにあったガソリン対応のもので……問題ないでしょう。

この後アクスルシャフトを挿すわけですが、折角変えた新品のオイルシールに傷をつけないように気を付けましょう。シリコンスプレーを吹いておくといいでしょう。カップ内はモリブデングリスをたっぷり塗ります。ここでのグリスの役目は潤滑もさることながら冷却にも一役買っています。グリスでパーツごとの接点を増やして一部のパーツの局所に発生する熱を他のパーツに逃がしてやるわけです。PCのCPUとCPUクーラーの間に塗るグリスと同じ役目も果たしているという事です。なので潤滑+アルファの量を塗る(盛る)必要があります。但し、多すぎてもいいもんじゃありませんけどね。
それから、このあとアクスルロッドを差し込んでいくと抜く時はすんなり抜けたものなのに、今度はなかなか入らない事に気が付くと思います。ただ、このシールを支点にして、デフ側の見えない穴を探るように焦らずゆっくりとトライすればスポッ!と入ります。初めての時は焦るモノですが、焦らずじっくりやればキモチイ……じゃなくて上手くいきます!

ほい、ここまできました。あと少しです。

初めの方で書いたこの形のサークリップですが、手持ちの工具ではどうしてもつける事が出来ませんでした。

なので、サークリップの方を加工しました。要はクリッププライヤーがかかれば良いので、クリップの端に穴(ミゾでもいいかも)を開けました。これで一発で簡単に嵌められました。

ここまで来るとあとはタイヤを付けて試乗して掃除をして終了です。じつは、最後の最後で一番最初に外したデフロックのツマミが付いている部分をはめるのに手こずりました。真ん中のギア(シャフトの溝)と後ろ側のギア(ディスク側の溝)が合わないと上手くつかないのですが、これも焦らずやるしかないみたいです。

さて、完成したら試乗です。
ちなみに、ブレーキ廻りを弄った(今回はキャリパを動かしただけですが、その場合も)時は必ず動かす前に数回ブレーキをポンピングして当たりを出すようにしてください。そうしないと泣きます。最悪の場合は命に係わります。という訳で、そこまでできたら試乗です。

まず最初に思ったのは、ステアリングのガタが減ったという事です。これはキングピンのベアリングを逆さにしたことが理由だと思われます。そうなるとベアリングを交換しとけばよかったと更に思う訳です。恐らくもう片方も近いうちに漏れるでしょうから、その時に一緒に注文するとしましょう。

その他は特に問題ありません。逆にオイルが漏れたと言ってもまだベアリングが粉砕していたわけでも無いので、ブレーキの片効きや直進しない等の問題が無い限りは大丈夫でしょう。
そうそう、今回は漏れも少ないと思うので見ていませんが、本来ならデフオイルも交換or継ぎ足しをしておくべきでしょう。

なんだかんだで日中一杯かかってしまいましたが、次は結構時短出来ると思います。ま、一番厄介なのは、あのゴッテゴテのグリスの処理ですね。(笑)

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