オンボロMBTは電気羊の夢を見るか

やってきました、連休二日目です。
二日目は憂鬱です。
いや、べつに重いとか軽いとかそー言うんじゃないんです。
二日目という事は、最終日なのです。
月に一度の連休、終わるのはえーなー(涙)

さて、では今日はエア抜きを……と思ったんですけど、どうも昨日から頭に引っ掛かっている事があったのです。まぁ実際は頭と言うか、ディスクに引っ掛かっているんですけどね。

どうもディスクを引きずっています。ピストンの戻りがよろしくないのでしょう。暫く乗ってりゃアタリがでるかな? なんて思ったんですが、折角なのでモミモミしちゃいましょう。
はい、ピストンの揉み出しです。

とりあえずバラした状態です。一見酷いけど機能的には大きな劣化はありません。但し、錆びやごみがあると正確な(正常な)機能からの劣化を判断し辛くなりますので、清掃も重要です。

ビフォー → アフター ですね。
ピンは新品に変えたいなぁ……ピンだけに……。

ピストンです。大胸良子(概ね良好をタイプミスしたら、凄い変換になってもうた)です。爆乳ですね。じゃなくて、良い感じです。コーティングされているピストンに錆びは皆無でした。ただ、ちょっと鉄粉なんかのダストっぽいものが筋状に固まっている所がありましたが、ウエスでコシコシしただけで綺麗になりました。

対抗4Potなので、4つのピストンをコシコシしてモミモミします。最初はレバー操作でだいたい一つか二つくらいしか出てこなかったピストンが、馴染んでくると1個のピストンを直接指で押しただけで残りの3個がニュッと出てくるようになります。これでOKです。最後にピストンを押しながらエアを噛まないようにブリザーバルブを開けて全てのピストンを引っ込めておくと付けやすいです。

で、じつはついでにエア抜きもやってみました。
うーん、個人的にはもっとカチッっとさせたいんだけど……また暫く置いてみよう。

さて次は……ハンドル廻りがみすぼらしいので何とかしましょう。

紫外線はお肌だけではなくプラスチック部品も劣化させます。サビサビのハンドルもさる事ながら、ハンドル廻りのスイッチボックス、そこからの配線をまとめているチューブもパキパキのボロボロです。

さて、錆びたハンドルに軽くペーパーを当ててみます。しかし、をどうやって塗装しましょうか。外すとなると結構な労力が必要です。ソンな事はしたくありません。

とりあえずマウントから外しました。
で、この先暫く写真がありません。ソンなの撮ってる余裕が無かったのです。なので、手順を説明します。

1. マウント(トップブリッジ)及び周辺をマスキングする。
2. マウント部のクランプ等で影になる部分を塗装してヒートガンで定着させる。
3. 位置をずらして上記2を行い、裏からの塗り面積をカバーする。
4. さっさとハンドルを固定する。(ハンドルはすんげぇ重い!)

と、上記のような手順なんですが、この時はもの凄い強風で(推定8~10m位か? もっとか?)とにかくマスキングの新聞紙が跳ねまわって……。
風の強い日に露店での塗装はやめましょう。(効率悪いです)

で、クランプ部分を何とか塗って定着させ、イソイソとハンドルを固定し(明日は腕が筋肉痛でしょうねぇ)他の個所を塗る為のマスキングをします。

あ、塗装は倉庫に転がってたラッカースプレーです。事前にテストでブレーキマスター蓋を艶有で塗ってみましたが思った通りNGだったので、その隣にあった艶消しにしてみました。

で、いきなり

完成! って、塗っただけです。あ、ハンドガードもクリーニングしてつけてみました。だいぶ印象変わるでしょ?

比較用ビフォー → アフター です。
あんまり変わらない? まぁ、写真じゃわっかんないかもねぇ。

家に転がっていたクラッシュパッドを付けてみました。でも、黒のFoxじゃ目立たないかなぁ? やっぱり青のレンサルにしようかなぁ? まぁ、どっちもこの車両にもウエアにも使ってないんですけどね。(笑)

という事で、連休のMBTいじりはひとまず終了。
次は何をなおそうか?

 

オマケ

昨日頂いたレスポンスの中で気づいた事を紹介しましょう。
じつは、古いBMWって凄く沢山の工具を積んでいたんですよ。R100RSなんかは、普通の工具を積むスペースに空気入れまで付いていた程です。ところが、最近のBMWは工具もオプションになり、最新R1200GS(水冷)では、シートの下にドライバーがついているだけです。まぁ、故障しなくなった事や、メンテナンスフリー化が進んだ事、そしてなによりブラックボックス化が進んで『何かあったらディーラーへ!』という
スタンスになった事が大きいと思われるんですが……どうなんでしょうねぇ。

で、まぁ、それはさておき。この1150の頃はまだ工具がちゃんと乗っていたので、それをご紹介しようという訳です。

リアシートを外します。ちなみにセパレートのフロントシートは高さを2段階で調整できる優れものなんですよ。

リアシート下の黒い蓋を外すとスポンジが出てきます。初めて見た時は「エアクリ?」と思ってしまいました。

スポンジをはぐると、工具が出てきます。上下二段になっていて(右側の袋の下にもある)旅先(山の中なんかでも)ほとんどの作業ができるようになっています。
で、この右側の袋の中身ってのが……

BMW純正パンク修理キットです。チューブレスなので、異物を除去してパンク修理用ゴムに専用セメントを塗って差し込む工具まで全て揃っています。緑の箱の中にはマニュアルが入っているらしい(まだ使ったことが無い)らしく、そして上の金色のものがパンク修理後に充填する炭酸ガスボンベです。

いやぁ、しかしバイクにまでもこの気配り、国産車もびっくりの細かい気遣いですわ。(まぁ、そういう意味では最近は気遣いが無くなってきたのかもしれない:爆)

ということで、今回の『突撃!隣のBMW』楽しんでいただけましたか?
ではまた来週~!!

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