R1150GS(ノンサーボ) ABS完全撤去 その2

さて、台風一課で(どこの部署だよ)気持ち良い秋晴れとなりました。
ちなみに写真に写っているのは「はさ掛け」という作業で、取ったコメを天日で乾燥させる工程です。現在ではもっぱら乾燥機を使って短時間でやってしまうのですが、はさ掛け米の方が高級志向で高く売れるのだとか。
ジブンが子供の頃は田圃の畦道には必ずはさ掛け用の木が植えてあって、秋になると稲のカーテンが出来たものですが、40年もたつと時代も変わるモノですねぇ……って、もうすぐ半世紀じゃねぇか……orz。

さて、気を取り直してGSの話に戻りましょう。

前回はABSユニットの分解の所まででしたね。

左写真の右側のコードは4本出ているのでセンサーへ繋がっていると踏んだわけですが、やはり右の写真のホイール状のものと、その下の部分に行っていました。恐らくは、油圧のセンサーと回転のセンサー×2(前後なので)という事なのでしょう。で、このセンサーを取り出そうと思ったんですが……これがまた頑丈なボディーに阻まれて上手くいきません。
時間ばかりかかってしまうので一考しました。恐らくアナログ信号なんだろうか、抵抗値が変化するだけなんじゃないだろうか?と。
そこで、各ユニットに行く抵抗値を計ると左から
1. AAA Ω
2. BB Ω
3. 0 Ω
4. AAA Ω
となってます。(数値のメモは倉庫に忘れてきました。取りに行くのメンドイので、比率だけで……)
ん? 1と4、2と3がそれぞれABSの同じところに(前後分かれているけど)行ってるのに、3だけが2と一緒じゃありませんね。しかも、0って事はつまりセンサの異常か断線を意味していると思われます。これらから推測するに、センサ3が壊れた或いはそこへ至るケーブルの断線などがこのABSユニット異常の本当の原因だったのではないかと。
更に、3が断線しているのに(0Ωって事はそう考えても良いという事)インジケータ類がセンサ異常を示すだけで走行自体に問題がなかった事を考えると、ここから先のセンサは全て断線してもOKな可能性が高いと考えられます。(1、4のセンサは生きていたようなので、コイツが死んだらエンジンを止めるという措置が有るかも知れないけど、可能性は極めて低いと推測)

ならば、とりあえず取り外したゲジゲジのついているユニットだけを再度コネクタに付けてやればいいのでは?という結論に至った訳です。

ならば早速工作です。家にあるもので……アクリル板を使いましょう。アクリルカッターで切りだします。

今までABSユニットにくっついていた側にカバーをつけましょう。と、右の写真のようにT字型の出っ張りがありますので、一枚目のアクリル板はT字にくり抜いて……

左の写真のようにもう一枚のアクリル板を張り付けて段差対応し、右の写真のように液体ガスケットを塗布します。ちなみに、このような感じに液体ガスケットを塗布するのは結構難しいんですよ。ちょっと自慢です。(えっへん:笑)

これでABS制御ユニットがABSから切り離されて独立しました。

型紙を使ってステーを作ります。

こんな感じで収まりました。(奥のリレーボックスは後日ベルクロで写真の位置に固定しました)

ちなみに、以前(ノーマル)の写真がこんな感じです。大きなABSユニットが無くなったのと、コネクタが上向きになっている点が相違点ですかね。

と、ここで一応エンジン始動テスト。

キュキュキュバウン!

うん、この匂い。(じゃねぇ)
うん、大丈夫みたい。但し、ギアを入れたり速度が上がったりした時に何らかの制御がかかる可能性もあるのでまだなんとも言えませんが、とりあえずは思惑通りかな? みなさん、想像ですよ、想像!!!

さて、ところで肝心のブレーキはどうなったかというと……

キャリパもピストンも綺麗でした。しかし、ブレンボってキャリパ内もテフロン加工してあるんですね。びっくりです。こりゃ高いわ……。
で、ピストンもごく一部にちょっとポチ傷が見られたものの、ほぼ良好。ダストシール、オイルシールもまだまだ大丈夫そう。但し、ダストシールだけはスジのカスを丁寧にとって、シリコンシーラントを吹きました。

さて、では肝心のブレーキホースが入手できるまで他の事をやりますか……

という事で、今日はこの位かな?

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