さて、ってことで今年の冬の事でした。
同僚 「iさん、ウオポン(ウォーターポンプ)鳴いてるじゃん。駄目ジャン!」
私 「いや、そんなことないよ、ベルトの音だよ」
同僚 「いや、あの音はウオポンでしょ。しかも、もう駄目でしょ?」
私 「いや、寒いだけ。暖まったらダイジョブだから」
同僚 「まぁ、別に俺は痛くも痒くもないけどさぁ」
私 「な、何も聞こえないモン! 寒いから作業したくないとかそんなんじゃないモン!」
同僚 「……」
うーん、よくぞ夏休みまで持ってくれた。(笑)
まぁ、晴れてりゃ通勤はバイクが多いから、真冬以外は稼働率低いしね。
夏まで持ったし、今年の秋には車検だし、前回の車検時に『ベルト交換の履歴がないねぇ』って言われてたし。
(ちなみに中古で個人売買時に7万キロで換えましたって言われた気がするんだけど)
まぁ、この際その辺まとめてやっちゃうか!
まずは交換前。
まぁフツーのJA71です。
んで、確かにベルト交換のシールは……見当たらないんだよねぇ。
今回はラジエータホースの下側(中央の一番奥)からクーラントを抜きました。
ホースが硬くて外れないときは、プライヤーでモミモミしてからグリグリすると、たらりと液を垂らしてきますので、そしたらココカ! ココガエエノンカ! と言いながらその液を廻すようにグニョグニョやってるとアゥンと外れますよ。(なんのこっちゃ)
ファンシュラウドが邪魔なので、まずはエアコンのコンデンサ(ラジエータ状のヤツ。エアコンではコンデンサって言います。ちなみに室内側のラジエータみたいなのはエバポレータって言うのだすわよ)と電動ファンを外したり、ラジエータ本体をステーから切り離したりして(本当に切っちゃ駄目ぜよ)そいつらをガコガコやると
コンナ感じになります。ちなみに車両はジャッキアップしてません。ラジエータはクーラントを抜いてホースを外してそのまま下のほうに置いてあります。ちょろっとファンシュラウドが見えてます。
で、エアコンのコンデンサは? というと
はい、こんな感じです。金属のパイプで繋がっているんだけど、アルミ製パイプなのでやんわりと動かしても切れたりしません。(たぶん:爆)
正面から見たところ。
今回の交換メニューは
・オルタナ ベルト
・エアコン ベルト
・タイミング ベルト
・タイミングベルトテンショナーベアリング
・カム&コンロッド オイルシール
・ウォーターポンプASSY
・エンジン冷却用クーラント
ってところです。
ちなみに部品代は全部通販でしたが、送料込みで1万円しないくらいでした。
まぁ、車屋さんに出したら5万円くらい? 要は手間賃ですな。
さて、まずはファンを外します。
そして、後ろのプーリーを外します。
こんな感じです。
この車はまだホンモノの『ファンベルト』車です。
わっかるかなぁ?
で、この後下のクランクプーリーも外します。
エアインパクトでダダダッです。
ちなみに、エアコン&ファンベルトはこんな感じでした。
頼んでおいて正解でした。
もひとつついでに……エアコンはガスが抜けてて動くけど効きません。
つか、エアコン好きじゃないんですよ、本当は。
まぁ車内に扇風機も付いてるし、エアコン取っちゃおうかな~って思ったんだけど、万が一売るときに高くなるかなぁ? とか、まぁ、色々な邪心がね。(w
で、一気にカバーまで取ります。
タイベル(タイミングベルト)交換だけなら良いんですけど、今回は指差している歯車と一番下の歯車の根元のオイルシールも交換するので(部品は安いんだから、この機会にやっちゃおう!)指差しているネジを予め緩めておきます。
あ、そうそう、指の下の黒くて丸いのがタイベルテンショナー(後ろのベアリングと一体構造)で、その下のファンがついていた突起物がウオポン(ウォーターポンプ)です。
あと、この状態でタイミングベルトの張りを手で確認しておいたほうが良いです。
おいらはいちいちテンション計らないで、指の感覚でやってるので。
不安な方はマニュアル仕入れて、きちんとやってね。
まぁ、あとタイベル交換の際は上下の歯車にマークをして、それを新品タイベルに写してから位置を合わせて取り付けるんですが、おいらはクランクの合いマークも合わせています。
タイベル交換は色んなサイトで解説があるから、いいよね?
いまさらだけど、今回の交換部品。
一応全部国産品。
こんなのが通販で安く買えるんだから、凄い時代になったもんだよなぁ。
(↑オッサンくせー:笑)
ウオポン。
駄々漏れはしていないけど、滲んでいるのが良くわかる。
きったねぇ。(爆)
まぁ今回の主たる交換目標物ってところですな。
で、ウオポン取ったら(真ん中の穴ね)ガスケットをスクレーパーなどで綺麗に取りましょう。
この作業を怠ると、水漏れしますから……。
で、上のカムシャフト&下のクランクシャフトのオイルシールも取り外します。
外から引っ掛けて取ることができます。
あ、クランクとカムは廻しちゃだめですよ。
新しいオイルシールを入れました。
オイルを塗って指で押すだけで入ります。
おいらは木片を当てて少しだけハンマリングしました。
ツラ又はツラよりちょい引っ込みくらいでいいんじゃないかな?
新品ウオポンがつきました。
気持ちいい!(w
あとは逆の順番で取り付けるだけです。
Newタイベル&Newテンショナーも付きました。
タイベルのマーカーがずれているのは、既にクランクを手動で廻してベルトの張りを均して、テンショナーのテンションを調整したからです。
あ、そうそう、外したタイベルはまだ綺麗でした。
って事は、前オーナーが言ってた7万キロでのタイベル交換ってのは嘘じゃなかったわけですね。
まぁでも、今回はウオポンを初め他のベルトや補機類がNG又はNG寸前でした。やっぱりできるタイミングでなるべく色々交換しておいたほうが、絶対にいいですね。
えぇぇぇぇーってくらい、色々と端折ってラジエータもつきました。
あ、クーラントを入れたらエア抜きしてください。
おいらの作業環境はガレージの水勾配で若干前が上がっていたので、エア抜きしたけど殆ど最初から抜けている状態でした。
ということで、今度はきちんと貼っておきます。
126,300kmでした。
次は200,000km?
そんなに乗るのか? (持つのか?)
で、効果はと言うと……
まぁ、ウオポンは静かになりました。
あとは、各ベルトが切れるのでは? という精神的不安がなくなった事かな?
まぁ、ソンなもんでしょうねぇ。
結局今回は、なんだかんだで5時間くらいかかりました。
じつは夏休みの初日にやったんですけど、前日(夏休み前最終営業日)にぎっくり腰をやっちゃって(元々腰はNGです。癖になってるんで)この日も前屈みが苦しい状態でした。
(ぎっくり腰やったことのある人、わかるよねぇ!?)
まぁ、そんな条件(腰をかばい)+屋外で基地外じみた暑さの中での作業だったのを考えると、慣れたら3.5時間くらいでできるかなぁ? とか思うわけですが……まぁ、慣れなくてもいいか。
もうやらんだろうし。(笑)
って事で、いつまで乗るのかわからないジムニの延命作業がまたひとつ……。
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ジムニJA71 たいべる&うおぽん そろそろダメかな?(Sub:たいべる と たいれる は似ている) への4件のフィードバック