パンツがないなら計器で隠せば良いではないか。R-15DJアビオニクス変更計画その1

かのマリー・アントワネットが言った有名な言葉ですね。(言ってねぇよ)
まぁ、それはさておき、(置くのかよ)
計器が多いと嬉しいですよね。(ちょっと待て、言うなよ、言うなよ)
計器だけに、景気がいい! なんてね。(言っちゃったよ……)

という事で、今回は久しぶりにR-15DJ(BMW R1150GS改)の話です。

まぁ色々とつまらないダジャレなんかはさておき、やっぱり男子たるもの計器に対する憧れは大なり小なり皆さんお持ちだと思います。
(持ってない人はさっさと食べログかクックパッドでも見に行った方が幸せになります)
例えば飛行機のコックピット。

うん、そうそう、こういうの。
これは小松で実際に撮ってきたものですが、実はこの時コックピットに座らせていただいてキャノピーも閉めていただいて、暫し計器に囲まれる空間を占有させていただいたんですけど、いやぁもうね、何かが漏れそうでしたよ(笑)

まぁ、そんな話はどーでもいいんですけど、やっぱり計器が多いと個人的には色々と嬉しいわけですが、我がR-15DJには標準で

・スピードメーター(アナログ回転式)
・タコメーター(アナログ回転式)
・ODOカウンター(機械式)
・TRIPカウンター(機械式)
・油温計(デジタル液晶バー表示:RID)
・燃料計(デジタル液晶バー表示:RID)
・シフトインジケータ(デジタル液晶表示:RID)
・各種点灯式インジケータ

が付いていて、更にそのパネル内に独自に

・電圧計1(デジタル表示・主幹系)
・電圧計2(デジタル表示・アクセサリー系数系統切り替え式)
・TRIPカウンター2(デジタル式液晶表示)
・無線系統のコントローラ表示

なんてものが付いていたりするんですわ。
まぁ、最近のマルチ表示LCDなんかに比べりゃ表示は少ないんだけど、アナログメインのインパネにしてはけっこう色々ついている方かな? なんて思っていましたし、必要なものは揃っていると思っていたんですよ。
はい、居たんです。
思っては……。

で、ちょっと前にですね、会社のゴミ箱を見ていましたらコンなものが落ちてたんですよ。
あ、ちなみに、オイラ的には『落ちてた』なんですが、一般的には『捨ててあった』というのかな? ただし、本当は捨ててあるものでも勝手に摂ると窃盗になると思うんですが、会社的には『社員がゴミ箱から拾って個人的に使うのはOK』と許可は貰ってあるんで、一応その辺は誤解のないように、ね。

これが何かというと、元は4連バキューム計というもので、写真には2個しか写っていませんが、実際にはこれと同じものがあと2つ、計4つが金属のプレートに止められている状態で落ちて(捨てて)あったわけです。
ほんで、こいつは何に使うのか? と申しますと、この下にホースを付けてキャブレターやインジェクターの負圧から複数気筒エンジンの同調を取ったりする計測機なんですよ。
まぁわかりにくいので一言で言うと、エンジンの調子を見る機械。人間で言うなら……血圧計みたいな感じ? かな?
で、上の写真のものは0点に針が戻ってなかったり、他にも色々な不具合があって廃棄されたんですけど、こんなオイシイ素材をオイラが見逃すわけはなく、とりあえず持ち帰ったという訳なんでであります……。

さて、早速検討です。
何に使おうか?
構造が簡単なので、バラして治して本来のバキュームメータとして使うか?
って、バキューム計持ってるやん。(w
どうせなら、思いっきりどーでもいい事に使ってみるか……
という事で考えたのが

R-15DJインパネにメーター追加案。
うん、ここなら2つ付きそうだ!
もちろん、常時監視の左右バキューム計として。
無くても不便じゃないし、あっても実際そんなに役には立たないだろうけど、メーターが増えることは良いことだ! つまり、正義っ! いや、違うって、マサヨシじゃねぇって!!!

などと言いつつ(実際には言ってませんよ、脳内変換のみです)そうとなれば……

早速分解です。
中身はこんな感じになっています。
針の動き(戻り)が悪かったので、各部を調整(場合によっては小給油)します。

本来下方のネジ部分(持っている指の部分)にバキュームホース用接続アダプターが付き、ホースは下部に伸びます。
ですが、上の写真でもわかるように取り付けたい位置の下にはR.I.D(この型のBMWのインパネ液晶ディスプレイはRiders Information Display約してR.I.Dと言うのです)があってこのままではつけられません。
そうです、そんなときは改造です。下方ではなく後方にホースノズルが付くように穴をあけます。

ついでに(いや、全然ついでじゃなくて必然なんだけど)下方の取り出し口は邪魔なので切っちゃいました!

ケースに仮組して上から見たところ。
上下逆なのは、当初このレイアウトにしないとホースが上手く取り廻せないのではないか? と思ったので、取り付けを意識した方向で撮影したため。まぁ、後に「あ、全然大丈夫じゃん」と勘違いに気づいた訳ですが……

最初の写真でもわかるように、ケースは結構錆びていたのでブラスト処理。
今回、会社にたまたまそういう環境があるってのも事実だけど、じつはブラスト機器は自宅にもあるんです。というか、以前SRX600レストアの際にエンジン用に作ったものがあるのよ。引っ張り出すのが面倒だったので会社のブラスターを使ったけど、基本的に無いものは作って作業する方針ではあります。

後ろに向かって取り出し口をつけ(これも元々のホース接続部を切って作ったもの)下方に開いていた穴をふさぐ。今回穴埋めと取り出し口固定に使ったのはブレニー技研のGM-8300。昔から結構愛用しているアルミ粉入りエポキシで、穴埋めや接着など色々使えます。

んで、塗装なんかもあるのでメーターは一旦おいといて、取り付け方法(ステー)を考えます。

付けたい場所にいつもの方眼紙を貼ってみる。

こんな感じかな?
縦に長い板がついているのには訳があって、じつはこのメーター取り付けステー自体は、メーターに両面テープで付けようと思っているため。最近の両面テープや接着剤の威力はかなりのものなんだけど、やはり上部だけでは支えきれないだろうという思惑から補助的に縦の接着面も用意したという感じです。

アルミ板を切り出して整形、基本的には金鋸と手鑢です。

本体取り付け用とホース取り出し用の穴をあけて、缶スプレーで塗装後、確認用の仮止め。
どう?
結構イイ感じじゃない?

という訳で、今回はこの辺で出し惜しみ。(笑)
ある意味究極の無駄企画
嬉ション堪えて、暫し待たれい!!

 

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