新型GWの過ごし方

数年のち、「あぁ、世の中こんなになってた時があったなぁ」なんて懐かしむようになればいいなと思いながら、新型コロナウイルスに対する外出自粛要請に即した2020年度のGWの過ごし方について備忘録的な記録を云々かんぬん……あー、めんどくせー!(笑)

要は、GW引きこもっていたぞと言う事の備忘録ですわ。(爆)

んで、何をしたのかというと、具体的には……

1.ジムニを弄った
2.チャリを弄った

いつもの生活とかわらんやんけ……。
まぁいいさ、備忘録備忘録。

ってことで、まずは1から。

ジムニーJB23真っ直ぐ化計画ぅ~

ってことで、今回のお題の一つジムニです。
今乗っているJB23は、ちょうど去年のGW頃我が家に嫁入りしてきた車両で、距離は走っているモノの数万キロ前にリビルトエンジンに乗せ換えてあったりして、非常に機関に関してはコンディションのいいものでした。
ま、但し、そうは言っても車両的には15万キロ以上走っている車両なんで、気になるところがチラホラあったのも事実でして、なかでもステアリング廻りを含んだフロント足回りに関しては、今秋の車検までに治しておかなければならない(車検が通らない)必須事項と思っていました。

さてでは、どこの調子が悪かったのかというと……2点あります。一つはジムニーのこの型にはよくあるらしいのですが、ステアリングラックからの油漏れです。ハンドルを回すとタイヤが左右に動きますが、このステアリングの回転方向の動きを、スラスト方向へタイヤの向きを変えるシャフトに伝えるギアボックス部分をラック&ピニオン機構といいます。現状ではこのボックスのオイルシールがダメになって、中の潤滑油(この型は電動パワステなのでボックスの中の油は単純に潤滑油となる)がにじみ出ているというか垂れているという状態でして……当然このままでは車検は通らないです。
そしてもう一つは、ジムニでは定期的に交換が必要となるナックル周りのシールやキングピン・ベアリング廻りです。こちらに関しては前のJA71でも実際に自分でやっていましたが、今回の車両も嫁入り当初から『左に曲がっちゃうなぁ』と思っていて、覗いたら左のナックルまわりが油まみれだったのでそのうちやらなきゃなぁと思っていた部分でした。もちろんナックルの油漏れも車検不適合ですので、期限は車検までです。
本来ならばGWに出かけるためにその前にこれらの作業を行おうと思っていたのですが、今年は早い時点でGWは外出できない匂いがプンプンしていたので、GWに合わせて部品を調達しての作業となったわけです。

さてまずは、ステアリングギアボックスです。

わかるかなぁ? 真下から覗いて撮影しているんだけど、右に伸びているアウトプット側ピットマンアームの上のシャフト部のオイルシール廻りがグズグズでしょ?
そしてもう一つ同じギアボックスを上から見たのが下の写真

これはちょっとわかり辛いかもしれないけど、同じギアボックスのインプット側。左側にナットが付いているシャフトがステアリングシャフトで、その回転を受けているギアボックスのインプット側のシールもNGらしく、この周囲が油と埃でベトベトになっているのがわかるかと。
色々とネットを見てみたんだけど、どうやらこのギアボックスはメーカーではシールのみの交換ってのを想定していなくてASSY交換らしく、そうなると作業工賃込みでン万円かかるらしいのだが……そこはネットで多くやってるDIYでのシール交換を敢行して修理代を浮かす事に。ただ一つ問題があって、どうもほかの車両はこのインプット側のシールから漏れることは少ないようで、アウトプット側のシールは結構売っているんだけど、インプット側のシール交換例がなかなかなく、シールの入手方法に頭を悩ませることに。なにせ、外してシールを測れば代替え品は見つかるだろうけど、休み中にやったんでは注文ができないし、休み前にバラすと仕事に行けなくなる。だが、そんな折ヤフオクで見つけたシールのセットがどうもこの上下のシールセットのようで、しかも出品者が同市内に在住しているらしかったので連絡を取ってみると色々とお話を伺えることとなり、直接お会いして話を聞いて、しかもナックルの部品までいっよに安く調達できたという……まぁ捨てる神あれば拾う神ありと言う事ですな。(意味が違うと思うんだよね<ジブン)

そんなこんなで部品の調達はできたのでさっさと作業開始としますが、ネットではこのギアボックスのシール交換は『車両に乗せたまま下に潜って』というのがセオリーのようですが、今回はインプット側も交換なのでボックス自体を車両から取り外します。

フロント周りをこのくらいまでばらして

ほい、外れました。
「え? いきなり? ピットマンアームの苦悩とかのレポートは無いの???」なんて言う人は『わかってるひと』ですね?(ニヤ) 気になる方は『ジムニ』『ピットマンアーム外し』なんかでググってください、先人たちの苦悩のリポートをたくさん読めます。ただし、今回ジブンに関してはピットマンアームリムーバーを用意して、ヒートガンでしっかり炙って、自作SST(金属棒)でガシガシ上から叩いたら案外すんなり抜けました。まぁ、状況によって千差万別なので、ココでハマる方はハマるでしょうけど、ひとこと言えるのは「ピットマンアームリムーバーだけは絶対必要!」って事かな?

ってことで、取れたのでシールを抜いて新品シールを打ち込みます。

ほい、インプット側。

アウトプット側も完了です。
ついでにギアボックス内の油も交換しました。本来なら専用油かATFなんかがいいようなんですけど、持っていないのでBMWに使っているギアオイルを入れてみました。ちょっと柔らかい気もするけど……まぁ大丈夫なんじゃないかな?(笑)

あとはギアボックスを車両に戻して、ピットマンアームを戻して完成です。
(はやっ! つーか、手抜きレポ!!)

さてお次は……ナックルまわりですね。

まずは左から。今回はジャッキアップして馬をかけてあります。

上司写真の左側ナックルを裏から見たところ。じつは、春から借りている職場近くの駐車場が、思いっきりステアリングを左に切って出ると一発で出られる(そうじゃないと一回切り返し)ということに気づいて、この春からは結構無理しているなぁと思ってはいたんですけどねぇ……こんなにグリスまで出る状況だったとは……あー、触りたくねぇ!!!!!(爆)

なんじゃこりゃ! お腐れ様じゃねぇかっ!! しかも一番下の写真、キングピンベアリングの上のシムが……これシムじゃなくて銅ワッシャなんだけど??? これでいいのん?

まぁ嘆いても仕方ないのでベチョベチョと泥遊び……じゃなくてグリスを拭いて、拭いて、拭いて……

なんとかしました。(オイルシールも抜いてあります)

あとは、ばらしたのと逆に組んでいくわけですが、防水対策のためにも新品のグリスをたんまり封入して組み込みます。

こんな感じになりました。
このあと同様に右側もやるんですが……

右側はこんな感じなんですよ。いつも左側が酷いのはペラシャの長さが関係しているんでしょうかね?

ってことで、右も完了。

元通りに戻して完成です。
その後しばらく乗ってみた感想ですが、まず真っ直ぐ走るようになりました!(笑)ステアリングに関しては重さ等に変化は感じられません。今のところ各部からの油漏れやにじみも確認できませんし、やっぱり治したという安心感は大きいですね。まぁ、車検に通らないとなると問題ですので(本質はそうじゃないけどね)重い腰を上げたわけですが、やって正解。大満足でした!

ちなみに、ちょいと知人に「プロにやってもらうといくら?」と聞いたら「BOXはリビルト使うとして、他の部品代はそんなに変わらんと思うけど、工賃入れたら〇万くらいじゃない?」とのこと。うーん、すげぇ財布に優しい結果になったことは報告しておきます。

 

ほんでその2

息子のおさがりの自転車をママチャリ化計画ぅ~

ということで、中学生になって通学用自転車導入に伴い(いいなぁ、新車だぜ……)不要になった子供用自転車を自分たち夫婦がチョイノリに使うためのママチャリにできないかなぁというのが、そもそもの発想です。まぁでも、今はママチャリなんてホムセンに行きゃ1万円しないくらいで買えるのを考えると『作るより買った方が安い』なんてのは承知の上。でもさ、買った方が安いなんて言ったら、全国の釣り愛好家の方々なんて……まぁ、わかるよね?(爆)ただーし、そうは言っても、やっぱりお金をかけすぎるのは勿体ないので、今回はパーツ代を5,000円以下に抑えるという目標で挑むこととしました!

今回のベース車両はこちら、一応ブリヂストンのメーカー品。一番のネックは何といってもサイズで、子供用なので小さい。椅子も低けりゃハンドルも低い。まぁあと、やっぱり大人が乗るにはちょっと派手……かな?(笑)

とりあえず、バラせる部分はバラします。

フレームのステッカーも取って、こんな感じに。あ、ちなみに今回もパーツは休み前に届くように手配してありまして、内容としては

・椅子の高さを高くできるように長めで堅牢なシートポスト&シート
・シートに合わせてハンドルも高くしたいのでカマキリハンドル
・グリップ、チェーンコマ、ブレーキワイヤなどの小物

くらいです。
本当はハンドルをバーハンにしたかったんですけど、それだとハンドルポストとバーハン両方を買わなければならないので、予算を抑えるためにカマキリ型でUPしちゃおうと。あ、あと前かごも欲しかったんですけど、組んでから大きさを見て決めようと思ったら予算オーバーで……まぁそのうち何とかすることとしました。


チェーンルブでグズグズだったギア周りは、洗って乾燥。クランク(ペダルが付いているシャフト)は真鍮ブラシでゴシゴシ。金属のチェンガードはコケて歪んでいたのでハンマーで叩いて簡易板金。ハンドルポストは錆が部分的にシツコイので塗っちゃう事にしました。

半分固着した鍵ユニット(右上)とどーにもド派手なPP製フェンダー。両方ともまずは清掃からです。


ディレイラーとチェンは油に浸けて古いチェンルブを柔らかくしたのちゴシゴシと古いルブを除去、その後錆取り・注油・調整します。

こんな感じでバラせるものは全部バラして、洗って治して(モノによっては塗装して)グリスアップして……各パーツをリフレッシュします。
そうですね、たとえば……

これはディレイラー(変速機)のセレクターワイヤーなんですが、外装が紫外線でボロボロになっています。ブレーキワイヤは怖いのでこうなってたら使いませんが、このワイヤは万が一切れてもすぐに走行に支障が出るものじゃないので再生したいと思います。

まずはこんな感じで古い外皮を全部取ってしまいます。そののち見えてる金属アウター部分に錆止めのグリスを塗って、その辺に転がっている『何か』用のチューブをかぶせると……

こんな感じになります。
まぁね、はっきり言ってこのユニット単体で買っても、ケーブル付きで1500円くらいです。そういう意味では手間をかけるより買った方が安いとなるんだろうけど、そこはたかが1500円されど1500円。この積み重ねが自己満足で高額な銭失いになって、『やっぱり作るより買った方がいい』となるか『思った通りすぐに錆びてきたけど、楽しかったし、金かかってないからいっかー』となって次につながるかの違いになるんじゃないかな?と。財布にキツイのはプレッシャーもおおきいですからねぇ。(笑)

ということで、色も当然その辺に転がってた(ラビットの時にいっぱい買って使わなかった)カンスプレーの残りで塗装して……

 

できました!
(いきなりかよっ!)

椅子の高さはもっと高くできる(ジブンにとっては低すぎる)んだけど、嫁さんも使うのを考えるとぎりぎりの妥協点。ワンタッチレバー買ったら、使えるかな?

チェンガードは無い方がオシャレっぽいけど、足元の油汚れ回避のためにママチャリとしては必須でしょうと。ガビガビに錆びて半固着していたリアのロックも分解・清掃・塗装・グリスアップでスムーズに(じつはこれも300円くらいで売ってたりする)。あと、前後フェンダーはもともとついていたPP材質の上に余っていた塗料をローラー塗りなんで、そのうち振動で剥げるんじゃないかな? まぁそん時はそん時考えましょう。

カッティングシートはお手製。防犯登録等は元々ついていたものを移植。残念なのはブレーキワイヤホースの色が近所の店にこれ(グレー)しかなかった事。どうせなら黒がよかったんだけど……仕方ないね。まぁあと、カゴに関しては早急になんとかしたいとは思っているけど(あくまで買う気はない:笑)ひとまずこんなもんでどうかな?という感じになりやんした。

まぁ、あとは余った時間でご近所さんに『悪いなぁ』と思いつつも、自宅でBBQなんかやったりして、それなりに充実した休暇を過ごせたと思ってはいるんですけどねぇ。
みなさんは、如何でしたか?

カテゴリー: ジムニー, バイク・モーターサイクル, 車・のりもの パーマリンク

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