昨日、愛用している腕時計が止まっている事に気づいた。
もう何年も腕時計なんてしていなかったんだけど、数年前に某社へ長期出向になった際に再びし始めたものだ。現代では車にも電車にも携帯電話にも街中にもトイレにもあらゆる所に時計があるから、しなけりゃしないで不便には思わないのだが(PCの前にいることが仕事のジブンには特にね)、つけるのが習慣になるとまぁ続くもんで、ここ何年かは腕時計を(日中だけだけど)している。
今回駄目になった電池は、その出向に行く際に自分で入れ替えたものだから、まぁ、電池の耐用年数としては丁度終わりごろだったのは確かだ。
この時計は元々嫁が社会人になったとき買ったものだったらしい。ただ、幼稚園の先生だった嫁は実際にはほとんどつけていなかったとか。(幼稚園ではつけないからね)丁度ジブンが出向に出る際に見つけて、それからずっと借りているのだ。
特別高価なものでは無いらしいが、SEIKOのダイバーウォッチでしかもレディースってのは、大きな時計が好きじゃないジブンニはピッタリだ。
いくつか時計を持っているけど、当然と言うかなんというか、全て男物のゴツイのなのである。理由は簡単、バイクに乗っても(振動などで)狂ったり壊れたりしないものを選ぶと、どうしてもそうなる。
また、ジブンは時計の本体を手のひら側に嵌める癖がある。
そう、女性が腕時計をするような感じだ。
ただ、これにも理由があって、やっぱりバイクに乗る時に本体が上にある場合、どうしても本体がグルグルと動いてしまうのが嫌だからだ。ベルトをキツクすりゃいいんだろうけど、それも嫌なのでね。(笑)
また話が逸れちゃった、申し訳ない。
そうそう、電池交換の話をしてたんだ。(笑)
時計の電池は裏蓋を外して交換する。
で、裏蓋はだいたいこんな風になっていて、フタの窪みに工具のツメをかけて廻すことができるようになっている。
写真はジブンで作った専用工具。
コノ字アルミ材につっ通しの穴を開けて、先をヤスリで細くしたネジを付けただけ。一方の穴が長穴なのは、時計の大きさによって調節できるようにしてあるワケ。
ただ、今はヤフオクなんかでも専用の工具が安く売られているから、やるならそれを買った方が早いと思う。
こんな風に引っかけて廻す。
専用工具は面で押さえるから安心安全だけど、まぁ、こっちも慣れれば大丈夫。
ちなみに、工具を用意しなくても鋏の先とかで出来ないことも無いけど、身体と時計の両方を傷物にする確率がかなり高いからオススメはできません。
特にこういた防水タイプの時計は、裏蓋と本体の間にガスケット(パッキン)が入っていて、それが抵抗になるから最初のひとひねりが廻しにくいのです。
できれば専用工具を購入し、無理なら自作して、それも無理なら……素直にお店に出したほうがいいと思う。(笑)
ほい、とれますた。
右上にあるのは中蓋で、無い場合もあります。
この時計は裏蓋に使われている電池の種類が書いてあるから事前に用意できるけど、書いてない場合は一旦開けてから、本体の右下に見えてる丸いボタン電池の型番をメモって電池を買いに行くとよいでしょう。
ボタン電池は同じ型番じゃなくても互換のモノが沢山あるので、出かける前に調べていくといいです。大型店に行くなら店の人に聞いてもいいかも。
残念ながら、お得意の100均には同タイプの電池がありませんでした。
仕方なく某阪神のスポンサーになってる大型家電品店に……500円もしやがった。(泣)
ささっと電池を入れ替えました。
ボタン電池は表と裏が+-になっているので、表と裏を間違えないように入れましょう。
あとは蓋をつけるだけで完成なのですが、ここでTIPS。
爪楊枝で指している場所、これが防水型についているガスケットですが、ここにシリコンオイルを挿します。
専用品もありますが、ジブンは安い市販のスプレーを使っています。
但し注意!
間違っても、ガスケット部分に向かって直接吹き付けたりしない事!
御存じの通り、時計は超精密機器なので、吹きつけたりすると飛び散ったシリコンが本体の他の部分に悪さをしかねません。
注油の方法としては、ちょっとだけ先を折った爪楊枝にシリコンオイルを含ませ、ガスケットを傷つけないように塗っていくというのがいいでしょう。
若しくはガスケットを取り外し、シリコンオイルを指に着けてガスケットに薄く延ばしてから再びガスケットを戻すなどでもいいかも。
あとは最初とは逆に裏蓋を閉め、動いている事を確かめたら時間を合わせて終了です。
本当はこの時計の場合、裏蓋に交換時期を示す数字が書いてあって、その数字の場所にポンチを打つことになっているんですが、なにせ89年(恐らくこのモデルの生産開始年)から99年までしかないのでポンチは打っていません。(笑)
これで、この時計をジブンがしてから電池を二回、ベルト(バンド)を二回取り替えています。
安かろうが古かろうが気に入っているもの、馴染んでいるモノは長く使いたいですからね。
古いものだと販売店やメーカーなどでは修理できないと言われる事も多々ありますが、それはそれらがモノを長く使ってもらう事で経済活動を行っているワケでは無いが故、ある意味仕方ない事なのです。
ジブンが時計、オーディオ、バイク、カメラから、財布や洋服、子供のおもちゃまで色々直して使っているのは、誰も直してくれないから。仕方なくやってるうちに、色々と仕組みやコツがわかってきて、初めて触ったものでも『コレは、ここら辺が怪しいなぁ』ってわかるようになります。
あ、そういう商売やろうかなぁ? 誰か仕事ないかい?(笑)
あ、そうそう、ここに書かれた方法を試して上手くいかなかったり、壊してしまったりしても当方は一切責任を負いませんのであしからず。
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