中華娘をひん剥いて、組ず解ぐれつニャンニャンニャン♪ (2014春からの備忘録)

と言うわけで、
冬にGSをいじって
春からバイクに乗って
休日にはノホホンとしていました……という訳じゃないのよ。(笑)

まず、今年の春我が家にやってきた中華娘の話をしましょうか。

「iさんの好きそうな娘のアルヨ。不動でよければ○円でイイヨ」

別に中国人との会話じゃないんだけど、なんとなく唐突にこんな会話になって「じゃぁ、いただこうか」と相成った訳なのよ。

それが

このQINGQI(クインキー)のQちゃん(やたらとQが付いて黒いから:笑)って訳なんですな。
で、反中のジブンがなんでこんなの選んだかといいますと、まずは150ccという排気量ゆえ、通勤で家のすぐ近くを通っているバイパス(無料の自動車専用道)を使えるって事。
あとは価格。
はい、もう、それだけです。
中華に性能や安全性や耐久性やビンビンのサービスなんて求めていません!
ではまず、ちょっと見て見ましょう。

スペシャルしょぼいサスペンション。
しかもスクーターなのに方持ちじゃありません。
ベルトの付いている左の反対側、右側にも細っいプレート状のスイングアームがあって、そこにサスが付いています。
つまり、左右のツインサスです。
ついでに言うと、リアのアクスルシャフト(タイヤをとめている棒ですね)は、ン十年前の国産廉価版50ccスクーターを髣髴させる細さです。
でっかい口径(に見える)のマフラーですが、出口はほっそりとしたものが下側に向かって生えています。
まぁ、欧州車のマフラーでもありますけど、
中華環境に配慮したのでしょうか?
結局PM2.5世界一ですが。(笑)

フロントデスクブレーキ。
いや、誤植じゃなくてなんとなく、ディスクと言うよりはDEATH苦って感じの利かないブレーキです。(それでもリアの10倍くらいは効きそうですが)
のちにマスターシリンダーに関する笑い話のオプションつきです。

♪せーまーいーなーがーらーもー、たーのーしーいーわーがーやー
って訳ではないですが、狭いながらもメットインスペースです。
ちなみに私のOFF用ツアークロスは入りませんでした。(涙)
まぁでも、箱をつける予定なのでOKです。

折角なので洗車をしてあげたら(水かけただけ)左のヘッドライトに涙をためて今にも泣き出しそうなほど喜んでくれました!!

って、ヲイッ!

水で流しただけで左のライトケースが水没って……。
まぁ、流石は中華娘アルね。

さて、Qちゃん(以下Q)ですが、不動なんですけどEgはかかりました。
そして弱いながらもセルも廻ります。
不動の原因は、十中八九ベルトでしょう。
って事で、早速休日に開腹です。

はい、御見事。
まぁ予想通りなので、さっさとベルトを注文……って、クインキーって、もうメーカー自体が無くなっている事をこの時知ったのでした。orz
ならば類似品で……と探していたら、まだ新品を売ってるサイトがありました。
御値段2,300円! 安っ!!
つか、大丈夫か!? 工作機械用とかじゃねぇのか!?!?

ついでにプーリーもチェック。
若干段減りもあるけど、まだ大丈夫。
洗って再使用。
安い車両は安く仕上げる。
コレ、重要アルネ!(アレ?)

じつはこれがよくわかんない。
なんかぶら下がってたんだけど……インテークチャンバーなのかな?
洗浄して適当なホースに繋いで、ちゃんと動いているから、ま、いっか。(w

さて、ベルトが来るまで暇なので、ぜんっぜん効かないリアブレーキをなんとかしようと、リアセクションの取り外しにかかりました。

まずは、右側にあるマフラーを取り外します。
当然左右にサスペンションが付いているのでサスも外さないとタイヤが取れませんが、上部取り付け部にはレンチが入りません。
仕方ないので下側を外して持ち上げてタイヤを外すとしましょう。

サスペンションと右側の支持プレート(スイングアーム)を外して上へ持ち上げ(撮影時は手を離すのでぶら下がった状態になっています)タイヤを引っ張りますが出てきません。
おかしいなぁ。

おっかしぃなぁ、何がぶつかってンだ? と思ったら、
タイヤがエンジンの突起に……

真中上くらいの冷却ファンの後ろ部分の出っ張りがタイヤに当たってます!
ンだよぉ、ちっくしょー!
仕方ないのでタイヤの空気を抜いて、その部分を力で凹ませてタイヤを引き抜いたら

今度はマフラーに当たりやがる支那チャイナ!
(Youtubeで『逆再生サザエさん』を見よう!)
いやぁ、本当にワクワク・ドキドキ・イライラ・???がいっぱい詰まっていて、なかなか素晴らしい!(怒)

やっとはずれたリアタイヤ。
ここで懸命な日本人諸氏は気づくだろう。
「あれ、リアブレーキのカム、おかしくねぇか?」と。

そう、あけてびっくり玉手箱。
幾ら握ってもスカスカのリアブレーキ、じつはシューが減っていたのではなく、最初からブレーキのカムの作用角がオカシかったのです。
いや、正確に言うなら、カムの作用角というより恐らく汎用コピー品をつかっているせいでしょう、カムのみならず色々な部分の作りが「とりあえず付いてる。文句無いアルよ」状態なのですわ。
はぁ。

ま、でも引き取ったからにゃ何とかしましょう。
で、最初はけっこうあるカムにカバーを取り付けて、初期のシューの開きを広げておく手法を考えたんですが……

メイトの補修用に買ってあったヤマハ純正のシューが付きそうなんでつけてみると……

取り付けはピッタリ。
作用角も、まぁまぁ使えるようになりました。
ま、当面はコレで様子を見ましょう。

と言うところで暫くすると

通販で新品ベルトが到着しました。
いや、ホントに大丈夫かな? コレ。(汗)

ま、切れたら今度はフュージョン用にすりゃいいか。
ってことでさっさと取り付け。
だけんども、ケースを割ったときにガスケットがボロボロになっちまっただでよ。
どーしたらよかんべなもし。(ナニ弁?)

無いものは作る。
まずはケースから石刷りを取るアル。

思いついたらすぐに製作!
だから、工作用のボール紙は常に切らさない!
これ、鉄則ね。

元のガスケットが0.5mm厚、工作用紙が0.25mm。
つまり、2枚張り合わせればOK。
もちろん、工作用紙をケチって使ってるから、実際は4分割構成。
でも、勘合部(張り合わせ)の位置をずらせばモウマンタイ(無問題)アルネ!

ほい、ガスケット作成完了。
キックスタータの合いマークをあわせて(じつは合わせるとキックが抜けると言う御粗末中華仕様だったと言うことは、この際内緒にして置いてあげようと思った)カバーをつければ完成。

この後試乗をして、問題が無い事を確認して、無事走行可能状態となったわけです。

で、日を改めて……

水の溜まる左ライト(Hiビーム側)のライトを外して、シリコンシーラントと埋めると共に、右ライト(Lo)側のビームを家に転がってた中華H.I.Dに交換。
そしてさらに、両方のライトケース内に付く(じつはコンビネーションライトですぅ:笑)ポジション球をLEDに交換。
これでだいぶ明るくなった。

おぉ、オイル変えてなかったわ!
って……なんじゃこのサラサラの墨汁は?
しかも、異様に少ないんですけどぉ!?

別に気合入れてる訳じゃないんだけど、たまたま家に残ってた半端オイルがコレだった。(w
腹壊さなきゃいいんだけど。(w

ってことで、この後暫く通勤に使っていたんですけど、どうもしっくりしないところが在るのよねぇ。
それは……燃料計。
どうも燃料計がプルプル動いて時折Eになったりするのと、残量があるのにえらい早くEになってしまうんだわさ。

「これじゃちょっと使いづらいなぁ」という事で、見てみましたよ。

なんか満タンにするとミョーにガソリン臭いと思ってたら、案の定漏れてますね。
おもらしQちゃん?
カナとお友達になれる!?
え、カナが誰かわからない!???
そんな貴方には、是非とも↓を!!

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カナちゃんがオモ……いや、良い味出している、このシリーズをご一読くださいませ。

 

このセンサーもガスケットも凄い……プアです。
ま、Made in 支那ですから。

で、このセンサーを外してよく見てみたら……

画像では良く分からないと思うので説明します。
まずは原理から。
燃料センサーとは言っても作りは単純です。
可変抵抗(ボリウム)の軸部分に針金を取り付けて、その先にフロートが付いているという構造です。
フロートの上下でボリュームが捻られ(廻され)、抵抗値が変わります。
これをメーターで表示しているのです。
これは中華も日本車もドイツ車も同じです。(もちろん違う方法もある)

但し、その仕組み(設計と言うか、根本的な手の抜き方)が違う。
上の写真でヒゲみたいなものが見えるでしょう?
あれがボリウムの接点で、その先端が基盤に触れる事で抵抗値が変わるのです。

で、もちろんこの先にフロートが付いていて燃料の量によってグラグラゆれるのですが、通常はこのヒゲが基盤から離れないような工作精度+バネによってヒゲを基盤に押し付ける構造となっているんですよ。
日本製とかは。

ところがギっちょん。
このセンサーはヒゲの反発力のみで基盤と触れるようになっているわけです。
つまり、工作精度が低いユニット故に、このヒゲは基盤に対して簡単に斜めになったりします。するとどうでしょう、斜めになって基盤と密に接触したヒゲは反発力が弱くなり次に離れたときには十分な接触圧力を発揮する事が出来ません。
ソンな事が各ヒゲで起こった結果、フロートが動くたびに基盤とヒゲの接触不良が起って、瞬間的に抵抗値が∞になる、即ち、針がピクピク揺れて、時にはEとFを行ったり来たりするようになるわけです。

どうやら、今回のメーター不良の原因はコレのようです。
「まぁでも、メーターが多少不良でも走るんだから、ソンなにムキになるなよ」って?
ガソリンタンク内で電気的接触不良が頻繁に起っても不安ではないのですか?
スパークしたら?

ま、結論からすると大丈夫なんです。
気化したガソリンと発火の再に必要な酸素濃度の関係でドカンとはいかないのです。
理論的には……。
ただ、いろんなガスケットが古くなってガソリンが漏れてるってことは……???

まぁ、あまりいい気分にはなりませんね。
ってことで

カシメを外してバラします。

ストック箱(ジブン的には宝箱。第三者的にはガラクタ入れ)から適当なスプリングとワッシャを見繕って……

ヒゲの反対側にこんな感じのバネをつけました。

試しに色々な角度でフロートを振ってみましたが、きっちりと抵抗値を表示しています。
これで安心。
この後取り付けの際にフロートの針金の角度を調節して、EとFの丁度いい表示の位置を見つけます。
はっきりいって、こっちの作業の方がカッタルかったんですが(笑)お陰で燃料計は満足のいく動きになりました。

そんなこんなで、通勤に使っていると、今度は……

エンジン切っても3,000rpm。(笑)
気分次第で2,000rpmとか。
タコメーターが戻らなくなりました。
バラしましょったら、バラしましょ!

で、ステアリング周辺のカウルを外すので、ネタをひとつ。
上でフロント油圧ブレーキのマスターシリンダーの話を書きました。
これが、そのマスターシリンダです。
写真中央、マスターシリンダの丸いブレーキフルード点検窓が見えます。
写真左端のカウル部分に設けられた透明なプラスチック部分でブレーキフルードの残量や色(劣化具合)を見ることが出来ます。

すみません、嘘を吐きました。
カウルの点検窓からは、マスターシリンダのフタしか見えません!(爆)
中国って4千年使ってこのクオリティなんですね!
さっすがぁ!

ってことで、メーターです。

ま、正直なところメーターはもう、ダメかもしれません。
メーターに使われているヒゲゼンマイ(蚊取り線香みたいなヤツ)はとてもデリケートなので、壊れると直すのは至難の業です。
というか、古い時計屋さんクラスの技術が必要だと思います。
その労力を考えると別の社外品に交換するか、まぁ、スクーターなんて基本的にタコメーターなんて必要ないんで、無かったこととしてしまう方がいいと思うのですが、折角なのでバラしてみました。

ユニットを外して

動きの悪いタコメータを何回かピョコピョコ弾いて見ます。

治ったわさ。(爆)

さすが中華製。
どこかが引っかかってたんだろうけど、グリグリ弾いたら治りました。
勿論きちんと動きます。(但し、最初から最高回転数の表示に疑問あり。これは気づかない振りをしようと決め込んだ:笑)

しっかし、ヒゲゼンマイを簡単に直しちゃったよ!
おいら、天才!?
時計屋でもやろうかな?
中華専門の。(爆)

で、↓が現在の状態。

まぁ、最近発進時にジャダーを感じるようになってきたので
またそろそろ駆動部を開けてみようかな? とは思っていますが。罵倒されながらも元気に通勤快速号として活躍しています。

ちなみに燃費は通勤時ほぼ全開で25km/Lと、
我が家では一番のコスパで働いてくれています。
雪が降るまでは、キリキリ働いてもらうわよっ!(笑)

さて、次はどのマシンの話をしましょうかね……

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