春です、タイヤ交換の季節です。

まぁ、今回は春ということもあり、タイトルどおりタイヤ交換編という事です。

それはさておき……

もくれーん我が家の白木蓮も漸く冬用コートを脱ぎ始めましたよ。

あいたくて、あえなくて

今年は例年に無く蕾が多いです。咲いたら綺麗だろうなぁ。でも、木蓮の咲く頃ってだいたい春の嵐が吹き荒れて、せっかく咲いた花が強風や雨に打たれて(酷い時は雹や霰も)すぐに黒くなってしまうんですよね。今年はコレだけ多いんだから、長く咲いてくれるといいなぁ。

では早速本編に……
本日のクランケを紹介しましょう!

ハシビロコウさんのフレンズの……

ハシビロコウさん改め、R-15DJさんです
もうじき定期健診(車検)です
え? いや、だから、タイヤ交換ですよ(ニヤ)。

OFFタイヤってもったいないなぁ

これじゃ車検に通らないしねぇ。
って事で、早速タイヤを外しましょう!

まずはビード落とし。
「ンだよ、バカヤロこのやろ、ダンカンばかやろ! フガフガ……」
それはビートタケシです。(あ、好きですよマジで。ディスってないです)

さて、ビードに関してはいろいろな落とし方があります。ビードブレーカーなんてもの買えば楽に落とせるし、以前は単管で自作したこともありました。(AMiLOGの何処かに記事があると思う<自分で探す気なし)Netを見るとタイヤレバーでこじれば大丈夫なんて書いてあったりするけど、少なくともジブンの経験上このくらいのタイヤだと無理というか、非効率的に思えます。また、タガネで落とすと言う手もあるけど、これもバイクでは非効率的に思えます。(車のタイヤは案外イケる)で、ジブンの場合はこんな感じにジャッキを噛ませてグリグリやります。もちろん、タイヤの下にもホイールとディスク保護のための木材が挟んであります。

有る程度下がってきてるのに抜ける気がしないときは、ホイールとビードの隙間にCRCなんかを吹き付けたりして、さらにタイヤレバーで少しグリグリやるとムニュッっとビードが落ちますよ。

上記の方法で両面のビードを落とします。落としたら新しいタイヤの上とか、木片の上にホイールごと横たえて、手で押したり踏んだりするとタイヤ全体のビードが落ちますよ。

ビードが落ちたらタイヤレバーでタイヤを外します。外すときも嵌める時も重要なのは、対角のビード部分を必ずホイールの一番窪んだ所に落としておく事です。コレができていないとタイヤは外れませんし嵌りません。(というか、コレができると案外簡単にどーでもなります。Tipsのひとつです)

はい、外れました。
ちなみにホイールに傷をつけたくない場合はリムプロテクタを使いましょう。ジブンは持ってるけどあんまり使わないです。まぁリムの内側に付くならマズイですけど、タイヤレバーの傷ってだいたい外側ですし、『OFF車なんて傷を気にしたら負け』だと思ってるんで……ルーテシアのタイヤを手組みするなら使うかも?(笑)

このあと、バルブ(空気を入れるところ)の点検をして(通常は一緒に変えたほうが良いですね)、ホイールの内側やリムの状態を点検しておきます。汚れてたら拭いておきましょうね。

で、今度は組み付けです。

今回はMetzelerのKAROO3からMichelinのANAKEE WILDへの交換です。予めタイヤのビードにビードワックスをたっぷり塗って(ケチる理由は全くありません!)ローテーション(回転方向)を確認して、(バルブ位置指定がある場合は極力合わせて)立てたタイヤにホイールをザクッっと差し込みます。(写真の状態です)

ここでうまく差し込めるとこの後のホイールの落とし込みがかなり楽になるので、なるべくホイールを斜めにして思いっきりブッ挿します。

ちなみにコレ以降は体全部とタイヤレバーを駆使してタイヤを嵌めるので写真は無い(撮ってらんない)のですが、まぁ、Youtubeとか漁れば動画がいっぱいあるので、ソレを参考にしてください。

ちなみにコレはタイヤレバーを入れる直前です。タイヤが立ててあるように見えますが、地面においてあるタイヤを上から撮っています。下に二本置いてあるタイヤレバーは、撮影するために(持てないので)置いてあるだけです。
何が言いたいかというと、下側に靴が写ってるでしょ? コレ、ジブンの足です。タイヤを外すときに書いたTips同様、タイヤに乗ってホイールの一番深いところにビードを落としています。
で、左足の上辺りにビードがホイールからせりあがっているところがあるでしょう。この上あたりにレバーを突っ込んでグリンとテコの原理でビードをホイールの下に入れます。入れたら左足を少しずらして、今入れたビードがせりあがってこないようにします。コレの繰り返しです。

ほい、両面はまりました。
この後ムシ(バルブの中にあるコマ)を抜いたままでコンプレッサーを使って空気を入れると『パンパンッ』とビードが上がります(ホイールのリムにタイヤが嵌る)。タイヤの形状によってはエアが漏れてビードが上がらない場合もありますが、そういう時はタイヤを立てて上に乗ってみたり、タイヤとリムの離れている部分を縛ってみたりしてください。
あ、あと、コンプレッサーを使わないでビードを上げる方法として、ライターガスによる誘爆方式なんてのがありますが、ジブンはやったことありません。個人的な見解としては、ソンなことするくらいならスタンドに持っていってビードを上げたほうが良いと思います。どうせその後空気も入れなきゃいけないしねぇ……。

さて、このメガネに零れた汗は、最後の1・2分(最後のビードをホイールの内側に落とすところ)時に零れたものです。つまり、それ以外はほとんど力は要らないというか、まぁ最後のところも慣れなんですけどね。最近やってなかったからね。

で、今日の作業はタイヤの取り外しからここまでで40分/1本位です。いつもよりちょっとかかっちゃったかも。言い訳すると先ずは久しぶりって事や、直前に歯医者に行って奥歯の治療を受けたのですが、麻酔で奥歯の感覚が無い(力が入らない)ってのや、花粉症で鼻はグズグズ目はシパシパで……ってのもあったので。それでも前後組み変えで、休憩入れても1時間半~2時間もあれば大丈夫? って感じですかね。

あ、但し、異様に硬くて入らない(抜けない)タイヤとかもあるので、まぁ時間と心には余裕を持ったほうが良いです。

前後とも組み上げたら試乗に行きます。
(今回時間の都合でバランスは取ってません、まぁ高速走行するまでには一度やるつもりです。方法は適当にググってください)
とにかく新品のタイヤは滑りますからね、注意が必要です。

さてさて、いかがでしたでしょうか? 『AMiLOG春のタイヤ交換祭り』(タイトル変わっとるやんけ)
まぁ正直なところ、ジブンは会社でタイヤチェンジャーを使って交換ができる環境にいるんですけど、たまにはやらないと腕がなまるというか、イザというときの為の練習というか、『いつまでも、あると思うな親と会社(謎)』というか……でも、やっぱり手組みでのタイヤ交換は面白いですよ、これ頼んだらン千円するものが、タダで(1.5時間くらいで)できちゃうんですから。慣れたら断然お得です! 頼んだつもりの浮いた工賃で液体燃料(人間用)をかなり購入できます!(爆)
ぜひ皆さんも1年に2回くらいは手組みの『タイヤ交換』をやってみてください!!(笑)

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